女性高校生人外Aと善意と悪意
最近、山に登りました。
なんということはありません。
ただ知り合いの暇潰しに誘われたのです。
一人では行きませんよ?だって山にはなにがでるかわかりませんから。
知り合い(彼)は私のことを少し気にしながら、時折後ろを振り返りながらも男の子だからでしょうか、ずんずん登っていきます。
私は息をあげながらなんとかついていきました。
そこでなにを思ったのでしょう。
私はゴミを拾いながら登ろうと考えました。
ただなんとなくです。
深い意味などありません。
落ちてるゴミを先を進む彼にも探してもらいながら山を登っていきました。
そのときとったゴミは小さいものだとティッシュ。大きいものだと500mlのペットボトルがありました。
黄ばんでいたり土で汚れていたりしていました。
そこで私は思ったのです。
「なんでゴミを捨てるのだろう」って。
その山にはゴミ箱がありませんでした。近くの神社にも公園にもありませんでした。
「不法投棄」が多いから持ち帰ってもらっている。
と宮司さんは言っていました。
下山中、すれ違った人が私の持つゴミ袋をみて感動したそうです。
「綺麗にしてくれてありがとう」
と声をかけてくださいました。
私はその人にゴミ箱があるかを尋ねました。
その人は「みんな持ち帰ることになっている」と言ってゴミ箱がないことを教えてくださいました。
そうなると私はこのゴミを家に持って帰らないといけないわけですが黄ばんで泥のついたゴミを持って帰って(しかも自分のではないもの)怒らない人はいないでしょう。ゴミを捨てる日まで待たないといけませんが臭いものを善意で持ってかえって処理の仕方もわからず置いておくなど衛生上よくありません。
そこで彼が言いました。
「コンビニに捨てよう」と。
彼に言いました。
「店員さんが困るよ」と。
彼は言いました。
「なんとかしてくれるよ」と。
多分ゴミを捨てる人はみんなこう考えてるんだなっとなんとなく思いました。
帰り道、公園を通りかかったとき遊んでいた(中学生でしょうか)人がベンチの近くにお弁当のゴミを置いていました。
彼らはそれを持って帰ったのでしょうか。
まあ床に無造作に置かれていたのでその気はないような気がします。
そして私は近くのごみ箱に捨てました。
そこには「ビン カン」と書いてありました。
私はそこにペットボトルなど山で拾ったゴミを捨てました。
回収にくる人はなんと思うでしょう。
きっと私があの公園で思ったことと同じことを思うでしょう。
誰がどんな思いで捨てたのか、ゴミをみてもわかりませんから。