必ず実行できるToDoリストの書き方
今回のテーマは、ToDoリストです。
ご自身がやるべき仕事については、ToDoリストを作られている方も多いと思いますが、今回は「確実に実行できるToDoリストの作り方」をお伝えしたいと思います。
皆さんは、今日するべき仕事、一週間、一か月でするべき仕事をどのように管理されているでしょうか。
例えば、パソコンやスマホのアプリを使用している方、
手帳等にToDoリストを書き出して、仕事をしている方、が多いかもしれませんね。
しかし、「ToDoリストを作っても、書いたことが実行できない」「先延ばしになっていくだけでToDoリストが全く実行できない」ということがよく起こりますよね。
実は、僕も昔はそうでした。
ToDoリストを作成する時は、一生懸命「今日はこれをやろう」と考えますが、結局は、全てのリストがそのまま翌日へコピーされ、一ヶ月二ヶ月同じリストが残っている。といった感じでした。
では、どのようすれば「TODOリストを確実に実行できる」ようになるのでしょうか。
例えば、もうすぐセミナーがあるので、セミナーのスライドを作らないといけない。
この場合、多くの方がToDoリストに「セミナースライド」と記入します。
次に、セミナー案内をするために案内文を作りたいので、「セミナー案内文」と記入します。
このように、ToDoリストを作成してしまいます。
しかしながら、このようなToDoリストでは、まず間違いなく実行できません。
なぜかと言うと、このToDoリストを後で見返した時に「セミナースライド」と書いてあっても、「実際に何をやれば良いのか」が自分の中でイメージできないからです。
「セミナーのスライドを作る」という意味は理解できますが、
「具体的に何をすればいいのか?」がイメージできません。
すると、「はじめの一歩として何をすれば良いのか」がイメージができず行動につながりません。
では何が大切かというと、実践できるToDoリストにするためには、「名詞ではなくて動詞」で書く、とことが重要になります。
上記の例であれば、「セミナースライド」ではなく、「セミナースライドを作る」と記入するのです。
また、「セミナー案内文」ではなく、「セミナーの案内文を書く」と記入するのです。
そうすると、やるべき仕事が明確化されます。
しっかりと「動詞」で「ToDoリスト」を記入しないと、実行できるようにならないのです。
そして、動詞で記入していくと、気付くことがあるでしょう。
それは「いきなり、セミナースライドを作る事はできない」ということです。
つまり、セミナーのスライドを作るためには、「セミナーで話す内容を考える」というToDoが必要です。
次に「セミナーで話す内容を文章に書く」というToDoができます。
そして「セミナーのスライドを作る」というToDoリストができます。
最後に「セミナーのスライドを編集する」というToDoリストができるかもしれません。
あるいは、「セミナースライドの中にアニメーションを付ける」「セミナーのスライドにイラストを載せる」など、他にも具体的に行うべきステップが明確になります。
このようなToDoリストであれば、やるべきことのイメージが明確になるので行動しやすくなるのです。
「セミナーの案内文を書く」のToDoリストも同様です。
「セミナーの内容を決める」「セミナーの日程を決める」「セミナーの時間を決める」など、まずやるべきToDoがあるでしょう。
さらには、「セミナーで話すアジェンダを決める」「案内文のドラフトを書く」「案内文をページに載せる」と具体的になれば、何をするべきなのかが明確になるので、実行しやすくなるのです。
このように、「名詞」だけでToDoリストを記入しても、なかなか実行できるようにならないのです。
何をやるかが自分の中でイメージできていないのですから、後回しになっていってしまいます。
ですから、ToDoリストを考えるとき・書くときは、「動詞」でしっかりと書いてみましょう。
いったん考えてみると、もう少し細かく考えていく必要があることに気づきます。
より細かいToDoリストを作っていくことで、「本当に実行できる」ToDoリストが完成するのです。
結局のところ、ビジネスや仕事は行動しない限り成果には繋がりません。
会社の中でも行動しなければ評価に繋がりません。
「いかに行動できる仕組みを自分の中で作っていくか」ということが大変重要になります。
このToDoリスト一つをとっても、「いかに自分が行動できるToDoリストを作れるか」ということが、成果を大きく左右するのです。
ぜひみなさんも「動詞でToDoリストを作る」ということを意識してみてくださいね。