世界観ってなに?世界観で仕事を面白くする方法:マーケティング基礎講座
今日のテーマは「世界観」についてです。
「世界観」、最近この言葉をよく聞きますよね。
「ゲーム戦略」での定義は、「自分が持っている価値観をお客さま」に伝わるようにしたものを、「世界観」と呼んでいます。
ですので、世界観のベースは価値観です。
価値観というのは、何を大切に思っているか、何が重要だと思っているのか、どのような判断基準を持っているのか、などですね。
ただ、この価値観というものは、マーケティングや集客では目に見えないので伝わりづらいため、これを「世界観」にしてお客さまに伝えわるようにする必要があります。
これが「世界観」です。
では、なぜ「世界観」があると良いのでしょうか。
例えば専門家の方の場合、普通は自分の強みや専門性などを伝えて、興味を持ってもらおうとしますよね。
でも、専門性が高くなればなるほど、その強みや専門性だと思っていることが、お客さまから見るとよくわからない、難しすぎて興味を持たない、ということが起こります。
身近な例だと、そうですね、例えば歯医者さん。
「うちの歯医者はこんな特殊な技術があります」と書かれていても、よく分からないですよね。
本当にその技術が良いのかは、実際行ってみないとわからないですし、腕が良いのかどうかも、行ってみないと分かりません。
つまり、専門性が高くなると、お客さまからはその違いがよく分からなくなrますので、専門性や強みだけで選んでいるわけではないのです。
では、何で選んでいるのか。
自分に合ってそうだな、なんか面白そうだな、あるいは、自分のことわかってくれそうだな、ということで選んでいるわけです。
つまり「世界観」に共感して、何かを買う、どっかに行く、ということが起きるのです。
「世界観」へ共感してもらうためには、世界観を意図的に伝えておく必要があります。
自分や自社の「世界観」を伝えておくことで、世界観に興味を持ってくれる、自分の理想のお客さまが自然と来てもらえるようになるのです。
「世界観」の作り方は別でお伝えしたいと思いますが、世界観を伝える方法は2つあります。
まず、1つ目は言葉で伝える、です。
キャッチコピーとは違って、僕の場合の「世界観」では面白さが重要、です。だからフェイスブックやブログで発信するときにも、面白さが重要だということを意図的に入れて伝えているのです。
例えばボクの場合、「面白さが重要」というのが世界観ですが、セミナーの案内文に「面白さが重要」と伝えています。
そうすると、集客のセミナーって山ほどありますが「稼げます」みたいは話は気持ち悪い、と思うような人が、「面白さって、良さそうだな」と思って選んでくれるようになるのです。
集客のノウハウがどっちが良いかは、実際は行ってみないとわかりません。
間違いなくボクの方が良いと自分では思っていますが、でもそれは事前にはお客さまには伝わりません。
ですので、まずは言葉で伝えることが大切です。
もう1つはビジュアルで伝える、ということです。
ボクの場合は、「面白さが重要」を、ゲームの設定のビジュアルで伝えています。
例えば、衣装を着てセミナーをやっていますが、これを見て、「何だこいつは?」「おかしいんじゃない?」って思う人は最初から来ないでしょう。
「何か面白そうだな、他とは違いそうだな」「ただ座って聴いてるセミナーよりも面白そうだな」と感じる人はセミナーに来てくれて、そしてそういう方がボクにとって来てほしいお客さまなのです。
なんか面白そうだな、と思っていただける方には、ボクが「面白さをビジネスに取り入れた集客の仕組みを作りましょう」と伝えたときに、「それっていいね!」と思っていただける可能性が高いですよね。
このように、フレーズとビジュアル、この2つで自分の「世界観」を伝えていくのです。
今は大量のお客さまをドカンと集めるようなやり方をしてもうまくいきません。
来てほしいお客さまだけに来てもらうことが重要ですし、逆に言うと自分と合わなそうなお客さまが来なくなることも重要です。
ですので、ビジネスでは「世界観」を伝えていくということが、これからとても大切になるのです。
今日は「世界観」についてお伝えいたしました。
ぜひ、ご自身の世界観について考えてみてくださいね。
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