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今更ながら気付く
学生時代鎌倉時代の研究をしていました。
大学の図書館に行けば史料集を見ることが出来、必要な古文書はコピーして読み解いていました。
今は普通の図書館に行くだけなので大学図書館のようにすぐに史料集を見ることは出来ない。
書庫から出してもらわないといけなくなりました。
いつでも自由に見ることが出来る大学の図書館やっぱり便利です。
必要な古文書はコピーして内容を読み解き、地名や人名などを書き込んでいつでも見て使うことが出来る状態にしておきます。
もちろんここまでしてもすぐに論文が書けるわけではありません。
古文書を収集して何か事実を証明するまでには長い道のりがあります。
しっかりした論拠を固めて、ある説を証明するにあたって古文書が果たす役割は決して小さくはないのです。
いつでも活用出来る状態だった『鎌倉遺文』。
最近も下関の図書館で借りて使っていました。
どの巻に必要な古文書があるかどうかもわからないままにひたすらページを繰る日々。
今日ふと思いました。
『鎌倉遺文』も古書サイトで買えるのではないかと。
完全に盲点でした。
宝くじが当たれば全巻購入するぞとずっと思っていたから検索すらしていなかった(宝くじ頼りなんて幸せな人間ですね我ながら)。
早速古書サイトで検索すると奈良県の古書店に画像付きで『鎌倉遺文』が紹介されているではないですか!
すぐに調べてFAXで在庫確認。
しばらくすると返信が来て在庫確保したとのこと。
数日後に下関に届く模様です。
奈良県の古書店いい古書をたくさん持っているようなので、これからもたびたび利用することになりそう。
実際に足を運ばなくてもいい本と出合えるからこれはこれですごくいいと思います。
新刊本は書店で購入しますが古書はサイトも大いに活用。
お店に行く旅費も書籍代に回せるので私は頻繁に利用しています。
お店の近くに行った時や古書市などは足を運びますよ。
素敵な本との出合いがまた今日もあって充実した1日になりました!