シリーズ通巻600冊突破

7月15日に購入した吉川弘文館の7月の新刊
藤田覚著 武人儒学者新井白石 正徳の治の実態
昨日読み終わりました。
この本は吉川弘文館の歴史文化ライブラリーの通巻600冊目の本!
1冊目の埴原和郎著 日本人の誕生が1996年11月に刊行されているので、歴史のあるシリーズだと言えます。
考古学・古代史・中世史・近世史・近・現代史・文化史・民俗学・人類学・世界史の分野の本が、毎月数冊刊行されています。
私はこのシリーズを集中して購入していなかったので、早い方の番号の本はほとんど持っていません。
今ではオンデマンド出版も開始されてますが、絶版になった本もあります(目録から消えた番号が存在する)。
ここ数年は考えを改めて刊行された本をすべて購入しています。
論文集ほど難解ではなく約200ページという分量で非常に読みやすく、知識を得るのに最適な本のシリーズといえます。

江戸時代の本はなかなか購入して読むことがないので藤田さんの本は購入してすぐに読み始めました。積読本に仲間入りせずにすぐ読むなんて珍しいこと。
新井白石=正徳の治の人物という受験で覚えた知識のより深い内容を、藤田さんの文章で教えてもらえました。
徳川綱吉と吉宗の間の時代の政治がどうであったのか。なかなか叙述されない時代なのでこの本は貴重な書籍だと思います。

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