あいうえおの本を買った日記
甥っ子に「あいうえおの本」を贈ることにした。
作者は安野光雅さん。おそらくかなり人気のある作家さんである。私は疎かったが、絵柄にはしっかりと見覚えがある。
調べてみると島根県に安野さんの美術館があるようだ。いつか行ってみたい。
この「あいうえお」の本。
昔、実家にあったのだが、いつのまにかどこかにいってしまって、行方がわからなくなったもののひとつだ。
ずいぶん前の本だし、いまさら新品が見つからなくても仕方ないと思っていたのだが、まだまだ現役で売られているようだ。うれしい。
おもえば昔から私は日本語が好きで、今もnoteに親しんでいる。
文字が読める楽しさで、小さい頃からいろいろな本を読んだ記憶があるが、自分の識字体験の根っこには、この本の存在があったことは確かだ。
まず芸術性がとんでもなく高く、遊び心が満載。「ウォーリーをさがせ」のような趣きもあれば、絵心のすばらしさに感動もできる。
よくよく見ればひねりが効いているんだけど、ちゃんと子供目線で「文字のおもしろさを伝える」シンプルさが貫かれている。
すごい本だ。
仁礼(にれ)