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私の彼は優しすぎる。35-蒼白。

元奥さんはどういう心境で

今も彼の横に立ち

ビジネスパートナーとして歩んでいるのだろう

あの小柄で目立たない女性は

案外したたかに割り切っているのだろうか

とっくのとうに愛は冷めていたのだろうか

離婚が明らかになる前、シェフの名前を調べたとき

平凡にも温かく「妻」への感謝を述べていた。

それも単なる「セルフプロデュース」の一環だったのだろうか

そして今度は新しい妻のことを検索した。

モデルの妻は細く背が高く黒髪が妖艶で

「主人が」「主人の」

と恥ずかしがることもなく「主人」を連発して

インスタグラムを更新していた。

マウンティングしているようにも見えた。

私もいつか

美人で魅力的な女性に彼を奪われ

完膚なきまでにマウンティングをとられるのだろうか

それでも彼の横にいられる心臓ならいいけれど

私は彼のビジネスパートナーではないし

そうなれば私は永久に彼の隣を失う

ネガティブな想像が止まらず

私は貧血のように

手足が冷たくなっていくのを感じた

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夏色 陣
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