「本気の失敗には価値がある」選択肢が多すぎると本気になりにくいよねって話。
これみながら、ハイボール飲みつつ、小説読んでるとそれだけでしあわせになれます。もう YouTube ほんとすごい。
本気になれないのは、「選択肢」が多すぎるから
宇宙兄弟って、すごい名台詞が多いのですが、その数々の名台詞のなかでもTOP3 に入るくらい好きなセリフです。
「本気の失敗には価値がある」
なにかに本気で取り組むって、すごく価値のあることだと思います。
ゲームでもいいし、走ることでもいいし、絵を描くことでも、仕事に打ち込むことでもなんでもいい。
本気で取り組んでいる時間はとても充実していますし、たとえ失敗したとしても、そこで学んだ経験はその後の人生にポジティブに働くはずです。
だからこそ「本気の失敗には価値がある」わけです。
とはいえ、なにかに本気で取り組んだ方がいいであろうことは、たぶんほとんどの人が理解していて、「本気になりたいけど本気になれないから困ってる」状態なんじゃないかなと思っています。
なぜ「本気になれないか」というと、たぶん、選択肢が多すぎることが要因になっているんじゃないかなー思いました。
選択肢がひとつしかなかったら、本気度は上がる
最近「ディストピア」っていう映画をみたんですけど、ネタバレになっちゃうので詳しくは言えないんですが、ある子供たちがとある事情で監獄みたいなところに幽閉されているんですね。
自由時間とかはほとんどなくて、唯一あるとすれば、先生が物語を読み聞かせてくれる授業の時間くらい。
で、ある日先生が「私が物語を伝えるのではなくて、みんなに作ってもらってそれを聞かせてもらいたいな」的なことをいいます。
子供たちは先生のことばに応じて、物語を作るんですけど、どの子もすごく真剣に物語をつくるんですね。
もしかりに、ぼくが同じ状況にいたら、ものすごい本気で物語を作れそうな気がしました。
ほかに選択肢というか、やることがないので。
ここに「本気度」を上げるための仕組みが隠されている気がして、そもそも今の世界は選択肢が多すぎるんじゃないかなぁと・・・
だから本気で取り組める何かを見つけるのが難しいんじゃないかなぁって思います。
もちろん、たくさん選択肢があるのはとてもありがたいことなんですが、「本気度を上げる」っていう点に関しては、牢獄にとじこめられていて、かつ「物語をつくる」っていう選択肢しかない状態の方が好ましい気がします。
「選択のパラドックス」ってやつです。
実際に、20種類くらいのなかからジャムを選択するよりも、3種類くらいのなかから選択してもらった方が、顧客のストレスは少ないというような実験結果があると聞いたことがあります。
というわけで
選択肢を極限まで減らすことで、「本気度」は上げることができると思ったので、どうすれば効果的に選択肢を減らせるかってところまで考えてみたいと思います。
それではまた次回。
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