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42.195kmが教えてくれた、人生で大事な6つのこと。

10/30(日)、5年ぶりくらいにフルマラソンを走ってきました。

足の筋肉繊維が全て切れたんじゃ無いかと思うくらいにずたぼろになり、体の塩分ぜんぶ出たんじゃないかと思うほど着ていたランニングウェアが白くなりましたが、その分脳細胞のすみずみにまで染み込むほどいい思い出にできました。

42.195km を走っている中でたくさんの気づきがありましたので、今回は備忘録的にブログとして書くことにします。



結果を出すためには、日頃のトレーニングが超絶大事

フルマラソンに出ると、基本的には大会運営側でタイムを計測してくれます。今回ぼくは、「4時間以内にゴールする」という目標を掲げて参加しました。

結果は「4時間48分」だったので、大幅に未達だったんですけど、自分なりにある程度の手応えは感じていまして・・・

というのも4月に30kmマラソンを走ったときは、ゴールした時点で「いやいやいや、もうこれ以上走れん。たとえ目の前に1億積まれても無理!」っていうくらいにボロボロだったんです。

それが今回は30km時点では前回とほとんど変わらないタイムで走れた上に、そこから約12kmという距離を追加で走ることができました。

前回は30km時点で「無理!」状態だったのに、なぜそこから追加で走れたかというと、トレーニングを積んだから。

30kmマラソンの時はほとんどトレーニングを積んでいなくて、やったこととしたら、とくにタイムも計測せず、しんどくなったら歩くぐらいに緩かった習慣としてのランニングぐらい。

今回は、ランニングする時はちゃんとタイムを計測し、休日には 20km ほど、長めに距離を走って足腰を鍛え、フルマラソンに挑みました。

結果として、前回と同じ速度で30kmを走り、かつ追加で12kmの距離を走ることができた、というわけです。

トレーニングってかなり地道で、日頃やっているときは「こんなん意味あるのかな?」と疑問に感じたり、「今日はしんどいから休もうかな」なんて考えることも多かったんですけど、その地道を積み重ねたことが結果につながったんだと思います。

フルマラソンを走っていると、先頭は「短距離走と間違えて参加したのかな?」というぐらいの速度で走る怪物集団がいたりするんですが、きっと怪物たちはもっととんでもないトレーニングを、毎日地道に積み上げ続けて参加してるはず。

結果っていうのは地道なトレーニングによってできていて、トレーニングを積めば結果はでやすくなるし、さぼると結果は出にくい。

マラソンというシンプルなスポーツなら特にそうだと思いますが、たとえば文章力も、イラスト力も、仕事だってなんだってそうだと思います。

毎日たんたんと地道に積み上げ続けることの重要性を再確認できたので、これからは「地道の積み上げ」を意識して毎日を積み重ねていくことにします。



「4時間でフルマラソンを完走する」という目標の立て方はあんまりイケてない

「SMART目標」という目標の立て方があります。

詳細はググっていただくとわかりますが、かんたんにいうと「目標は具体的で期限が決まっている方がいいよ」的な、目標を立てる時のフレームワークみたいなものです。

「4時間でフルマラソンを完走する」

具体的ですし、マラソン大会日という期日も決まっているので、一見よさそうな目標なのですが、実はこれ、あまりイケていません。

4時間でフルマラソンを完走できるかどうかは結果であって、自分でコントロールできるものではないからです。

ドラクエ的なゲームを思い浮かべとき「魔王を倒す」という目標を掲げているのに近くて、そりゃ勇者として冒険を始めたのならだれだって魔王は倒したいけど、どうやって?っていう話になります。

目標というのは、魔王を倒すために具体的になにをするか、的な話なんです。

たとえば、魔王を倒すのにレベル50必要だとすると、目標は「魔王に挑むまでに、モンスターを倒し続けてレベル50までレベルアップする」みたいな感じになります。

レベル上げは自分のコントロール範囲です。努力次第でどうにでもなります。 目標のレベル50を達成すると、結果として魔王が倒せるわけです。

これをマラソンでいうなら、「1kmあたり5分以内のペースで、Weekly 50km走る」とかになるのかなと。

目標設定が正しければ、結果として魔王、つまり「フルマラソンを4時間以内に走る」というゴールが達成できるわけです。

今回はそういうのをあんまり考えずに「4時間以内にフルマラソンを走るぞ!」と目標を立てちゃったんですが、コントロールできない数値を目標として設定してしまうと、自信喪失に繋がりやすいんですね。

達成できなかったらシンプルに「うわぁ・・ダメダメだぁ」となって自信を失うし、仮に達成できたとしても「あれ、目標設定が甘かったのかな?もっとやれたんじゃないかな」と思ってしまう。

実際、今回は、前回の30km走よりもがんばれたけど、それでも目標の4時間を諦めてしまった自分、途中で歩いてしまった自分にちょっとネガティブな感情が湧いてしまいました。

マラソン大会がスタートする時には、目標が達成できたかどうかは決まっていて、達成できたのならあとは自信を持って走ればいい。設定した目標が正しかったかどうかは、結果が教えてくれます。

4時間切れなかったのなら次また目標設定しなおして頑張ればいいだけ。

せっかくチャレンジするなら、正しく目標を設定して、自信につなげることができた方がお得です。今後は目標の立て方をちゃんと考えていこうと思いました。

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