「最も良い」の最大の敵はなにか?
キングオブ自己啓発書、7つの習慣にはこう書かれているらしいです。
「”最も良い”の最大の敵は、”良い”である」
オリラジのあっちゃんがいってました。
ぼくの一押し YouTuber「サラタメさん」も、「エッセンシャル思考」という本の解説動画で同じようなことをおっしゃっていたと思います。
ほとんどのことは「やった方がいいこと」
「やらないよりやった方がいい」
この言葉昔から好きで、結構使ってました。
ただし、「やらないよりやった方がいい」で動いた場合、問題が出てきます。
成果が出しにくいんです・・・
かりに、成果が出たとしても時間がかかる。
やらないよりやった方がいいことなんて、実はいくらでもあるんですね。
たとえば、料理が上手く作れるようになりたいとする。料理はあまりできないので、イメージになっちゃうんですけど、
・料理のYouTube動画を毎日みる
・野菜を切る練習をする
とかならまぁなんとなく効果はありそうな気がします。でも、
・筋トレする
・包丁をひたすら研ぎ続ける
とかって、料理が上手くなりたい人にとっては、かなり効果薄いといえそうじゃないですか。
「でもやらないよりはやった方がいい」といえば、「まぁたしかにそうかな?」ともなる。
「なにいってんだい!さすがにやらないよりやった方がいいとはいえ、そこまで効果が薄いやつは選ぶわけないよ、あんた!」
という「まる子的ツッコミ」をくださったあなた。では、
・調味料の勉強をする
・良質な調理器具を探しにいく
とかならどうでしょうか。これはなんとなくまぁまぁの効果がありそうですよね。
でも単純に料理がうまくなりたいなら、Amazon とかで高評価の調理器具を買って、料理動画をみながら料理を作りまくるのが一番早いと思います。
いい調理器具をそろえるとか、調味料の勉強とかって、ある程度料理の腕が上達してはじめて取り掛かるものだと思うんですね。
90点以上のことだけやる
料理でたとえましたが、料理以外においても「まぁよさそうなこと」って結構選びがちです。
「最も良い」を選ぶことって、それだけ難しいと思っています。
「レペゼン地球」というDJ集団の「DJ社長」いってた気がするのですが、たとえば「1ヶ月でより遠くに行った方が勝ち」みたいなゲームがあるとします。
この場合、歩くよりは走った方がよさそうですよね。
でもこれはあくまで「良い」の範疇な気がしていて、人間なので体は疲れるし、ずっと走ってたら足や体を痛めてスピードも落ちるだろうし、1ヶ月で進んだ距離となるとそれほど遠くまでは進めていなかったりする。
もちろん歩くよりは進めているでしょうけど。
一方でライバルは戦略を考え、最初の1週間でバイトしてお金を稼いで原チャリを買い、あとはスロットルをひねるだけ。
1ヶ月も経てば相当な距離を進んでいるわけです。
「良い」を選ぶと「最も良い」が選択できなくなるが、「良い」ので選んでしまいがち。
なので、「”最も良い”の最大の敵は、”良い”である」と言われているのだと思います。
どうすれば「最も良い」が選べるか
ぼくとしては、以下の3つがポイントかなと考えてます。
・90点以上だと思えたらやってみる
・目的意識を持つ
・うまくいっていないなら、要因を見極める
「最も良い」となると選択は難しいので、すでに書いたように「90点以上」で選べばいいのかなーと。
「90点以上」という基準をおくことで、一見よさそうな案も「本当に効果的かな?」と立ち止まって考えることができますし、かつ「最も良い」と比べて「スピード感」を失わずに行動できます。
また、「いい」か「悪い」かは、目的があってはじめて判断できます。「何が目的か」は忘れない方が良さそうです。
問題があるなら、何がその問題を引き起こしているのか、その「根本的な要因」を見極めましょう。
根本的な要因を見極めないままアクションするのは、鬼舞辻無惨が鬼を生み出しているとも知らずに鬼を狩り続けている鬼狩りと一緒です。
本当に鬼を殲滅したいなら、鬼殺隊がしていたように鬼舞辻無惨を倒すしかありません。
鬼を狩るだけでは一生目の前の「良い」を選択するだけで、「最も良い」の結果は得られないままとなります。
というわけで
「”最も良い”の最大の敵は、”良い”である」らしいよという話でした。
何年か前に1度、7つの習慣を読んだだけでしたが、あっちゃの紹介動画を見る限りすごくいい内容なので、再読しようと思いました。