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【解答例あり】インバウンド問題とオーバーツーリズムについて(800字)テーマ型小論文

こんにちは。
現役の塾講師として小論文の指導をしています、じんまるです。

突然ですが、小論文対策は順調に進んでいますか?

順調に進んでいるという人は、その調子で対策を進めていきましょう。

もし思うように進んでいない人も大丈夫。

そんな人に向けて、小論文対策のヒントをたくさん詰め込みました。

このnoteでは、小論文の練習問題に挑戦しながら、模範解答やポイントを解説していきます。

「小論文対策を効率よく進めたい」
「合格できる答案のポイントを知りたい」

そんなあなたのお手伝いができると嬉しいです。
それでは早速、はじめていきましょう。

このnoteは無料部分と有料部分に分かれています。

前半(無料):テーマの概要とアウトライン紹介
後半(有料):模範解答とポイント解説

前半だけでも練習問題に挑戦できますが、「模範解答を見て勉強したい」「小論文のポイントを知りたい」という人は、ぜひ後半もご覧ください。

また購入特典として、この問題を解く際に作ったメモを掲載しています。


▶テーマは「インバウンド問題」

今回のテーマは「インバウンド問題」についてです。

新型コロナによる規制が緩和されてから、多くの外国人が日本を訪れるようになりました。

円安の影響によってさらに拍車がかかり、その結果、特定の観光地に訪問客が押し寄せるオーバーツーリズムが問題になっています。

人混みや交通渋滞、騒音やゴミの散乱など問題は多岐にわたり、環境破壊や近隣住民とのトラブルの原因になっているんです。

富士山ローソンやスラムダンク踏切など、ニュースで耳にした人も多いのではないでしょうか。

今回はそんなオーバーツーリズム問題に注目して、解決策を考えていきましょう。

▶練習問題を解いてみよう

模範解答の解説をはじめる前に、あなたも問題を解いてみましょう。

どんな内容でもいいので、とにかく書いてみることが上達の近道です。

まずは時間を気にせず取り組んでみてくださいね。

では、紙とペンを用意してください。

よーい、スタート!


問題:
インバウンドの増加に伴う問題をひとつ取り上げ、あなたの考えを800字以内で述べよ。


さて、一通り書くことができたでしょうか。
スラスラ書けた人も、そうではない人も、ひとまずお疲れさまでした。

では、ここからは私が書いた模範解答を紹介させていただきます。

▶模範解答を見てみよう

▷アウトラインをチェック

まずは、ざっくりとしたアウトライン(構成)を頭に入れておきましょう。

なんとなく把握しておくだけでも、小論文の流れが理解しやすくなりますよ。

・問題の中でもオーバーツーリズムに注目
・解決策として観光税の徴収を提案
・観光客が減ってしまうことが懸念点
・しかし税収をもとに環境整備ができる
・京都ではスマートごみ箱の導入事例も
・観光税は世界的に見ても一般化している
・観光客にも地域住民にもメリットがある

それでは、上記のポイントをふまえて模範解答を見ていきましょう。

▷模範解答をチェック


<問題>
インバウンドの増加に伴う問題をひとつ取り上げ、あなたの考えを800字以内で述べよ。


 インバウンドの増加に伴う問題のひとつに、オーバーツーリズムがある。日本でも特定の観光地に人が押し寄せ、近隣住民とのトラブルや環境破壊といった観光公害を引き起こしているのだ。私はこの問題を解決するため、観光客から積極的に税金を徴収すべきだと考える。

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