インフレのむかい風のなかで齢をかさねるにつれて投資のリスクを低くしたいのだけれど
はじめに
このところどういうわけか世のなかの市況はじわりじわりと上げ基調。多少のもどしはあるけれど、そろそろはじけてしまわないかなとたずなをゆるめないでいる。
それにしてもこれだけほぼまっすぐにあげているのは発展途上国のうちでもいきおいのある国のみと思えそうだが、じつはこのクニもそうだったのか。本来のびてよかった機会を逸してきたにすぎないのか。
着実に進行しているインフレ。わすかばかりの資産の目減りをいかにして回避するか、まなぶだけでなく実践して成果をあげていかないと生活できるかどうかわからない。だれにもたよれないし、じぶんのこと。
きょうはそんな話。
(あくまでも個人の意見にすぎませんので、あくまでも自己責任にて投資商品はご利用ください。)
めったいにない
預貯金ではあずけているあいだに確実にインフレで目減りするのはあきらか。これはまちがいない。
金額自体は減っていないと言っても預けた当初はそれで買えていたものが満期のころには買えなくなるのは必定。
こんな時期はじっくり落ち着いてチャンスをそこそこ活かそうとするぐらいでやめといたほうがいい、とわたしはわが身をふりかえりつくづく思う。あまりに過熱して投資にむかうと、ろくなことがないのは経験ずみ。
失敗のなかから
ようやく投資の損失により納めすぎたわずかばかりの税金を還付してもらえて3年目。過去の経験にこりて逆張りのおそろしさをもうあじわいたくない。2度あることは3度あるというのでそれにはまってしまわないように。
投資経験13年目とはいえ、中堅とはいいがたい。この間の投資の効果はインフレ率をようやくカバーしているかどうか。ちなみにこのあいだのこのクニのインフレ率は-2.73~+2.76。このうち5回はマイナス。ここ2年がプラス2%をこえる。
ということは毎年3%、信託財産留保額や手数料などを考慮にいれると、総じてプラス5%ほどを目標にすれば目減りを多少なりとも抑えられそう。それ以上に増やそうとするとそこそこ技術がいりそう。
どんなふうに達成するか
堅実なのはNISA用に証券会社の指定しているもののなかからほとんど初心者むけといっていい商品のなかからえらび、複数の投資対象のものに分散して積みましていくこと。
これまでの経験上、投資対象の価額を月足を単位にながめつつ3か月ぐらいをめやすに購入するかどうかをみる、というあたりが無難な線。これ以上たとえば株やなにかのわりあいをふやしていくと、うえで記したように昨今の国際情勢から判断するとリスクばかり高くなり、大きな損失を被りがち。
数週間のあいだでの目減りぐあいに注視して損切りするラインをあらかじめきめておき、時期を逸せずに損をはやめに切り、得をじっくりそだてさえすれば大損しないはず。
リスク分散のために複数の対象とし、目標のプラスに達すれば古漬させないで利確する。それを(商品によるが)3か月~1年のあいだでおもむろにくりかえす。
リスクは投資総額(もちろん当面の余裕資金のこと)の何%をこえないラインときめておく。そのマイナスのラインにたっするといったんそこで整理。すぐに挽回しようとするのはあたまが過熱しているのでよくない。しばらくほとぼりがさめて市況がおちついて(あたまを冷やして)からまたはいる。
おわりに
このあたりの接しかたが歳をかさねていたいまの段階では無難かも。くりかえすがなにごともみさかいなく際限なく損をとりもどそうとする態度はわが身をふりかえってもよくない。
のこされた年月は有限でしかもながくない。むしろちいさなプラスをつみかさねるほうが着実でありのぞましい。ようやくそのきもちになれる歳になったのかも。
わかいかたと投資についてたがいに話す機会があるが、けっこうみなさんやらないとなあというきもちでいるらしい。ただし上に書いたことはあまりにカメの歩みのようで、わかいかたにはあまり参考にならないだろう。
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