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この時季に休みがつづくのはさいわいだけど、ものごとをはじめるにあたりさわやかな季節はごくみじかい
はじめに
はやくも4月はなかばをあっさりと過ぎた。ついこのあいだひなまつりじゃなかったか。なんか時間をワープしてしまったかのよう。あまりに進行がはやい。
まだことしはなにもなし得ていない気がする。さて、そろそろはじめようかと研究パートで年度末のあとかたづけをした。すると予想しなかったところからストックしていた実験器具がでてきた。
たずねると処分する予定とのこと。それさいわいとこれはさっそく使うしかない。「わたしが使います!」と申し出てた。植物の実験なので、なるべくさわやかな季節のうちに準備をすすめたい。
きょうはそんな話。
あとかたづけで
ちょうど卒論生を送り出し、つぎの新4年生がようやく顔を出しはじめた。人数がそろったので研究室の把握をかねてやかたづけからはじまった。まずは2,3年生がおもにつかう学生実験室の器材の整理から。
ここには歴代の古い器具やすでに実習テーマがかわり使わなくなったガラス製の実験器具がかなりある。そのほとんどはこれから声をかけて引き取り手をみつける。汎用のものなのでおそらく手をあげてくださる方がいそう。
それらをひとつずつ見ていくと、納入した箱のままのガラス器具がでてきた。選別していたスタッフの方にたずねるとここではつかわないとのお返事。ちょうどこうした器具がすこしあればすすむ実験のアイデアをもっていたわたし。さっそくじゃあ使わせてもらえますかとたずねるとОKとのこと。
ほかのものと区別して処分してしまわぬようにはやめにじぶんのデスク脇に学生さんの手伝いをもらいつつ持ち運んだ。
実験準備
とりあえずの整理がおわり、器具が思わぬかたちで手に入ったのでさっそくのこりの時間で実験を計画。さっそく手に入れた器具をあらい乾燥機へ。
これであらたな実験にとりくめる。このようになにがきっかけになるかわからないもの。これらの器具もあらたに買うとかなりの額。それを回避できてほかの試薬やなにかの購入に充てられる。
いい季節だから
なにをするにもさわやかで快適な時期。冷暖房がほぼいらない。この時点でてきぱきと準備して予備実験してことしのメドをつけようと思う。結果次第でさきの研究の方針をたてられる。ぐうぜんみつかった器具をきっかけに最初のひと押しができるのだから幸先がいいかもしれない。
たいていこんなふうにはじまることが多い。なにかしら最初の段階を越えるとしぜんとまえにすすむ。
おわりに
やりたいことはいくつかあるがどれから手をつけたらいいのかわからなくなりかけていた。今回とにかくあるものでまずはうごいてみよう・やってみようと声をかけてもらえたかのよう。
じぶんでなにもかもきめられる場を提供していただいていながらなかなかつぎのものへの着手が遅れてうっかり春がすぎようとしていた。
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