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そろそろ国産の安い日用品を目にするようになるかもしれない
はじめに
100円ショップをはじめとして、さまざまな身のまわりの品々がどこの国でつくられているか知るのは興味深い。そうした品々であふれかえるなか、もはや国産の品物はいったいどんなものがあるのだろうと思うほど。一方でこのクニの人件費は世界的に見ると相対的に安くなりつつあるという。
きょうはそんな話。
多くの品々が
わが家にあるものを見わたしてもたしかにそう。ほんとうに世界各地でつくられて運び込まれた品ばかり。品物をつくる国々は移り変わり、これはどこ、あれは〇〇産と見わけられない。
たしかに電化製品については圧倒的に国産のものが占めていた時代ははるかとおいむかし。もはや国内でつくられたことを若い学生に話してもピンときませんと返事がかえってくるほど。
国内の産業は
はたしてどんなものが国内でつくられているのだろう。農産品などは国内産をまもるために海外産に高い関税をかけたものがある。たとえばこんにゃく芋などには高い関税がかけられているらしい。
https://www.mof.go.jp/policy/customs_tariff/tariff_reform/fy2022/nousui/2022nousui_09.pdf
こうして国産のものをなんとか維持している。すでに製造業自体に関わる国内の従業員数は1000万人(2023年)余り。
https://www.jil.go.jp/kokunai/statistics/chart/html/g0004.html
かろうじて産業上はいちばん就労者は多い。予想するほどでない。卸売業、医療・福祉などが同程度でつづく。もはや就業者数計=6,747万人のうち製造業従事者は15.6%ほどで減りつづけており、かわりにサービス業などが増えている。
国産っていったい
製造業でなにをつくっているか。経産省のべつの資料を見てみよう。
https://www.meti.go.jp/shingikai/sankoshin/seizo_sangyo/pdf/014_04_00.pdf
売上高でみると同資料のp.5に、「自動車(17%)、化学(11%)、食品(10%)、情報通信機械(8.5%)、電気機械 (7.4%)、生産用機械(6.4%)で2/3を占める」(資料の文をそのまま引用)とある。また「過去25年売上高が横ばい」の記述が象徴的。
やはり自動車と化学。情報通信機器・電気機械などとともにこれらが柱になっているのはまちがいない。あとは紙や食料品。鉄鋼など。
おわりに
それでも自動車以外はふだんあまり身近なものとして思い浮かばない。はたしていったい何があるのか。
ある資料(indeedキャリアガイド)には製造業の国内回帰に関してこんな記述も。
その要因とともに触れている。
あくまでも私感にすぎないが、このクニの人件費は世界的にみて相対的に安いらしい。国内で製造したほうがかえって安く作れるようになりつつある。これから製品をちらほら目にするようになってくるのでは。どんなものから国内産になっていくのだろう。それも興味深い。
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