キウイフルーツの種子をあつめて種まきしてみた
はじめに
種子をみつけたら何でも蒔いてみないと気がすまない。あるくだものの種子に目をむけたのは3年まえのちょうどこの時期だった。さっそく蒔いてみようと作業を開始した。
きょうはそんな話。
キウイフルーツを食べながら
12月にふと思いたち、市販のキウイフルーツから種子をあつめた。播き床は納豆の入っていたプラ容器。これがちょうどいい。そこにぬれたティッシュを置き、そのうえに種子を蒔いた。たいへん小さくあつかいにくい。かるくビニール袋をかぶせて縁側の陽だまりにしばらく置いた。
1か月ほど何も変化がなくだめかなと思っていたところ、ようやく発芽を確認。
植え替えにうつる
さてそれからいそいで植え替え。そのままうす暗いところでは徒長してしまう。培養土をホームセンターで買いに行き、プラポットの3号鉢を探しまわる。同時に必要な鉢底用の網目のプラスチック板のストックがあったのは幸い。これはなかなか便利でポットの鉢底穴のサイズに合わせてはさみで切ってくりかえし使える。
ポットに箸でひと苗ずつ移植。たいへんこまかな作業で根を傷めないようにはぎとるのがやっかい。保水目的につかったテッシュをほぐしながらの作業。こうなってしまうのをさけるならば赤玉土(細粒)に蒔いておくほうがいい。
ようやく9本の苗をポットへ移したが、まだ移しきれない苗が残る。そこで断面の四角いペットボトルを縦に切り手づくりトレイにした。そこに培養土をいれ、のこりの苗を移植。
いずれもまだ夜間は低温。透明のビニル袋にくるんでおく。
おわりに
さて大事なことをひとつ。キウイフルーツのこの種は雌雄別株。今回の品種ヘイワードについても同様。小苗の段階で花が咲くまえの段階での区別はむずかしい。したがって実をつけたいならばかならず雌雄いずれも最低ひと株ずつは育てる必要がある。花粉がほしいならば雄株。
今回は実生として台木にするつもりで、しかもすでに畑に雌雄両方の親株をべつに持っているので気楽に育てられる。
いずれは花粉樹の用途にしてもいい。
くわえてキウイフルーツとおなじなかまで山にはえているサルナシやマタタビも台木に使えないかとふと思った。
こちらの記事もどうぞ
広告