一戸建てから賃貸へ移る:家のかたづけを大がかりにやりながら気づいたこと
はじめに
ふつう短期集中の「正しい引越」では大急ぎで荷物をまとめ、引越し業者に依頼して運び、あっというまに済ましてしまう。それがふつうの風景だろう。
それに対してわが家のやり方。タイトルのとおりに品々を家族ふたりで時間をかけて整理する。
時間✕手間=総作業量。
そんなかんじ。
のんべんだらりとおこなうズボラなわたしにとって、のべの労働は短期集中とおそらく変わらない。ようやくだどりついた「前半戦」をふりかえりながらこうすればよかったと思うことがある。ここから手をつけるといい点や、予想外に手間のかかるところを中心にふれたい。
きょうはそんな話。
身がるになりたい
わが家の品々の整理はようやく峠を越えられたかなという状態。まっ先に手をつけたのはあきらかにごみとしてしか認識されない物たち。これらはなさけ容赦なくごみ袋へ。この最初の時点で予想外の事態に直面する。家に備える自治体の指示どおりの透明ごみ袋。あっさりふだんづかいのペースを超えてしまい、買いにはしる。ふだんの3倍量を買ってきた。
さらにおもわぬ事態に。なんと個人でごみステーションに出せるのはわが自治体では3袋まで。これはふだんの生活としごとをすすめつつ引越の活動の作業をすすめようとする身であってもやはりつらい。短期でやろうとするならばなおさら。
家の整理にともないごみ袋はたまるがゴミ出しで制限される。限度をこえると自分で50kmほどはなれた処分場までじぶんで持ちこむしかない。
ほぼ毎日さまざま分別したごみを手押しの一輪車に乗せて、ステーションにむかう。
引っ越す際には
ものもちの引越しでは前もってこういう場面をどう対処すべきか調べておかないといけなかったと思い知る。泥縄になってしまったが、引越し時のゴミの持ち込み方などの対処法なども自治体によっては指示がありそう。
やっぱりなにごとにも用意周到にまえもってだんどりをシュミレーションするなかでこうした事態へのそなえるとむだな労苦をうまないですむとつくづくやりながら反省する。引越しさきにごみをいっしょにはこぶ事態だけはわたしとしてはさけたい。
こんなにためこんでいたのかとみずからのおこないをふりかえる。ほとんどが転職後に個人事業主として、もっていたほうがのぞましいかなと思われたもの。紙やファイルが多い。今回、基本的に確定申告にともなう保管義務のあるもの以外とその帳簿類以外のほとんどを処分した。
もちろん学習サポートの仕事なので個人情報をおあずかりする。これはなによりたいせつなもの。こうしたものはとりあつかいには細心の注意をはらい、当面ようすを把握するためにほとんどを保管。のちに古いものから処分となる。もちろん処分はしかるべき方法で。
つづいて処分するものは
これ以外にわたしは農業にも関わってきた。関連の多くの機材は農業を営んでいる娘のところへ。いまもたまに受け取りに来てくれる。これらがかなりのスペースを占めていたと判明。わたす品々を廊下などにならべている。むすめはこれを軽自動車のせまい荷台にのせてはこぶ。
わたしは処分方法ごとにしかるべき場所にもっていく。たとえば紙類は束にしてecomoへ。紙、カタログ、ダンボールなど置いてある店の営業中ならば日中いつでももちこめる。ポイントにかえて夕食のさかななどにかわる。
このしくみはもっとひろがるといい。専門の業者がひきとりリサイクルされる。
まだ使えるものは
「ひきとるよ。」の返事のあるものはひきとってもらう。これをまっ先に記すべきだったかも。こうしてわたしの使ってきた参考書類などは若い方の手もとへ。以前からお手伝いをしているNPOには、蔵書をかなり大量にひきとってもらえて、そこの図書室で活用してもらえている。
あとは趣味のもの。フィルムカメラや油絵の道具。こうしたものの多くも知り合いになるべくお渡しししようしている。迷惑にならないように声がけする際に希望の内容をよくお聞きして交渉する。引越の直前ではなかなかむずかしい。
家具など大型のものは自治体によっては大型ごみとしてまえもって交渉してさまざまな方法(たとえば有料で玄関先でわたせるサービスなど)がある。
もちろんこうしたわずらわしい引越し時にでる荷物の処分の一切をおまかせできる業者の有料のサービスもあるにはある。
おわりに
こうしてみるとかなりはやい時期から休日を中心にうごいてきた。これでやっと峠を越えたぐらい。あとはおのおの引き取りさきへむかう品々が待機する状態になりつつある。
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