お料理にむいてる人って?食べる専門って??
◆自分を観察
お料理ってやる前から、面倒だし、嫌いだし、出来ないし、私は向いてない。と考える人もあると思います。
食べる専門って言う言葉が巷にありますが、言葉のマジックで。そんな
専門はありません。必ず誰かの手を借りて食事したんです。借りたものは返すのがあたりまえです。ですから手でかえさなくてはいけない。時間と労力を含めお店なら食事代として、その手の替わりの志(こころざし)ですね。
おうちならその他の家事労働や生活のなかの分担などで労力で返していますよね。
食べる専門という事で、免罪符になるわけがないし、負担を感じます。
あなたが、単純に料理に向いてる向いてないという自己判断は、非常に難しいものです。
自分の好きな簡単な料理を作ってみてほしいのです。
目玉焼きを焼く、茹で卵をつくる。ソーセージを焼く。キュウリを切る。とかね。
インスタントの袋ラーメンを作ってみるのも料理のひとつですよ。野菜などを少し入れると料理感はアップして、いいじゃない。
それぞれ香りや、音が出てくる。触れる触感とか?いかがでしょうか?
そうしたらその行為は、やっていて嫌じゃないかどうか?ということから始めましょう。
気持ちが嫌じゃないか、どうかです。作っているとそんなに嫌じゃないでしょう。
出来るコですよ。充分に。自分で作ったものを食べるという楽しみもある。
◆食材と作る環境
さらに、料理にむいているかどうかの前に
料理は食材を使います。それは生き物です。魚でも肉でも野菜でも果物でも生きています。ということは、命を扱う仕事であるのです。
絶対に欠かせないきもちは、周りの誰(物)も傷つけていけないということ
食材に対して、必要がないたたき割り方をするとか、食べる以上を作る。無駄に捨てる。
切り過ぎる。叩きすぎる。触りすぎる。加熱し過ぎるなど。声を出さないからと、何をしてもいいわけないでしょ。
そして、食事を食べてくれる方に、食べやすく、大きさ、硬さ、口に運びやすさで提供する。
イライラしてて、食卓やキッチンが騒がしくしないように。皿などガラガラガッチャンと慌てて割ったり壊したりしない。
食べたくないものを無理に食べさせない。食べたくない時間に食事にしない。
◆必要な素質は、やさしさ
ある程度出来る人が作るもので食べられないものが出てくるわけがありません。
もともと苦手で全然料理できない人なら、すこしフォローしてあげてください。家族が向かっているベクトルを同じにすること。
料理する人は上達する方向へ、フォローする人は手を離して行く方向へ。
全部やりなさいと突き放す意味でなくて独り立ちしていくことで、互いにそれぞれが(その役割を)すればいいだけなのです。難しいと思わず、身近なものを手数の少ないものを作ることから
はじめたらいいんですよ。
あなたが作っている料理は、ギャフンと言わせるためでもなく。褒めてもらうためだけに作るのでもないし、けなされるためでもない。ただ食材と食べてもらえる方に、誠意を尽くすことが料理の本質です。
結果として、褒めたくなって言ってくださることが嬉しいじゃないですか。目的になってはいけませんよ。作った後は、自分を褒めてあげましょう。
◆ウサギとカメ
では、むいていると思う人。それは、
最初は、下手なひとが上手くなります。私ってやっぱり料理はダメんなんだわなんて思うかもしれない人が、実は才能がある人かもしれません。最初から手際の良い人より、不器用な人が上手くなります。単純な作業や熱心さが持続する人が多いですから。そんな方は、とても素質があると私は思います。料理を作ることに対する気持ちが生きていることは何にも増して必要な要素だと思います。
でもね。知らない人が多いんですよ。
推理ドラマで犯人と思しきヤツのそうであろうという推察の情報だけを流したら、カレは間違いない犯人だ。と思うでしょう。
しかし、その一分後にこころ優しい家族とのエピソードが入ってくると、案外いい所もあるので、もしかしたら犯人じゃないかも。ミルクボーイの漫才みたいなものですよね。
あの漫才は、真実にたどり着くプロセスになっていると思いますよ。近づいていると思うと正解からずれていっている。表面しか見てない。それが料理にも言えるんです。
なぜか!それは最初、失敗するからなんです。
思っている想像と結果が違うからなんです。だから考える。考えない人は一歩も先に進んでないことを知ってほしい。
お料理が上達する事を考えるとウサギとカメの話を思い出します。
まさに、カメが逆転すると思っているでしょう。ウサギはどんどん前に進んでゴール近くで、休んでしまうから抜かされると思うでしょ。いわゆる過信だと思っているでしょ。
同じスタートラインに立っていますが、能力は同じでしょうか?ウサギ🐰を上にみてませんか?運動能力じゃなくて人柄とか、物事の取り組み方、休むかどうかではないんです。
料理で言うウサギさんは、「やれば出来る。出来てしまうんですよね。わたし。」と経験がないのに言っちゃう人です。いわゆる「慢心」「うぬぼれ」なんです。
なぜか上から目線。これでは、身になるものがない。
そのレシピで作ったものは、それが車で運んでもらって、下ろされただけ。最初からスタート地点にいて、進んでさえいないことを気付いてない。
また、新しいレシピに挑戦なんて言って違う料理を作ったりしてます。
料理の難しさは同じものが出来ない事なんです。次の保証に全くならない。
ウサギさんな方は、すこし謙虚さをもって!たまたま出来た。と思えるかどうか。それが伸びしろになるものです。
とにかく作っていく。経験を積んでいくことです。そのためには、へこたれない人ですね。
そして自分の基礎、基本を蓄えて行くことが大事なんです。
実は最初ということが大事なキーワードです。失敗が何度も何度も続くとこころは萎えていきます。ネガティブな発想は、上達の妨げになるのです。カメさんは、自分はのろいと自覚していますが、確実に進んでいく(上達している)という根気強さも持ち合わせている。
だから、勝つんです。最初失敗したことを自覚する。次に、どのように繰り返し行うには、ちょっと上に成功ラインを置くこと。
クリアできたら、自分で自分を褒めていくことです。ココがうまくいった。私ってすごい!やる前ではなく、料理した後褒めるようにしよう。そうすると繰り返し料理することが、成功体験として、楽しくなると思います。
料理は奥深いものです。時には失敗になることもあるでしょう。その時は、考えてください。
まず、成功したのは、部分的にもありはしませんか?全然思いつかない。ショック!というときは
「うまくなることから離れていると思うでしょうが、ただ少し料理の深く奥を知っただけです。どんどん深く理解することで、人間も料理も必ず深味がでてくるものだから」です。
みんなが経験します。同じようで同じじゃない、料理上手に一歩近づきました。
あなた自身です。
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