熟練FXトレーダーのドル円相場予測＆戦略構築（2021年5月）

ドル円は大きな転換点にいるとの認識ですが、４月が終わりましたので認識をアップデートしていきましょう。

先月の振り返り

それでは、先月の状況を振り返りましょう。

＜ファンダメンタル観点＞
まずは、ファンダメンタル面から状況整理していきますが、ファンダメンタル的には大きな変化はないものと思っています。

主なトピック整理
・各国中央銀行の金融引き締め開始時期はいつ？
・米経済正常化への期待感高＆長期金利上昇
・ワクチン接種進むアメリカと対照的な日本
・日米金利格差拡大傾向はまだまだ続くのか

現在注目されているのは、米経済正常化への進展具合と米長期金利の動向ということです。

この状況が続く限りは、大きな流れは変わらないものと思っておいたほうがよいでしょう。

＜テクニカル観点＞
さて、それではテクニカル面からの振り返りをやっていきましょう。

現在の月足チャートの状況です。

先々月、2015年から続いた円高トレンドライン（青線）を上抜けたわけですが、先月は陰線ではあるものの下ヒゲをつけています。下値の底堅さが確認できた形となっています

短期指標に目を向けると、108円を割り込んできたことで円高シグナル点灯と判断しました。106円台まで円高が進むことを期待してトレードしていますが、今のところは影を潜めている状況です。

今月の相場予測・戦略構築

それでは今月の相場予測・戦略を考えていきましょう。

中長期では、４月のローソク足が物語っているとおり、円安トレンドに入ったと見たほうが良いかと思っています。ターゲットとしては、何度か申し上げていますが112.4円台を想定。

一方、短期指標は？というと。。。
相変わらず難しい判断ですが、まだ完全に転換とは言えないとの認識です。109.6円台を超えてくると短期指標も円安転換と現在は考えています。

まとめるとこんな感じです。

・中長期：メインシナリオは112円台までの円安（先月から変わらず）
・短期：109.6円台超えまでショート継続。106円台ターゲット
・109.6円台を超えてた場合は損切り＆ロングポジション構築

日々の細かい戦略構築に関しては、平日に毎朝記事を更新していますので、もしよろしければ読んでいただけると嬉しいです。

さて、明日は日曜日で市場は休んでいます。
FX・株式など何かしらの投資・投機目的でトレードされている方は、ぜひ来週の戦略構築を練ってみてしてみてください。もし継続的に実践することができれば成績は必ずついてきます。

そして、FXのことでわからないことなどあればコメントください。記事にして回答させていただきます。質問箱なら匿名で質問できますので、よろしくお願いします。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

また明日もお会いしましょう。さようなら。