国際バカロレア③

今回はIBの理念について。
IBO(機構)は以下の様に定めています。

「国際バカロレア(IB)は、多様な文化の理解と尊重の精神を通じて、より良い、より平和な世界を築くことに貢献する、探究心、知識、思いやりに富んだ若者の育成を目的としています。
 この目的のため、IBは、学校や政府、国際機関と協力しながら、チャレンジに満ちた国際教育プログラムと厳格な評価の仕組みの開発に取り組んでいます。
 IBのプログラムは、世界各地で学ぶ児童生徒に、人がもつ違いを違いとして理解し、自分と異なる考えの人々にもそれぞれの正しさがあり得ると認めることのできる人として、積極的に、そして共感する心をもって生涯にわたって学び続けるよう働きかけています。」

ここには書かれていませんが、全人教育を謳っている教育プログラムでもあります。おそらく八大教育主張での小原國芳の考え方のあの全人教育だと思われます。
国際バカロレアというと海外大学にいけるやらグローバルな人材にばかり注目されますが、人間性こそもっとも育てるべき能力だと捉えるべきだと思います。
多くの考え方に触れることで人を非難しない(批判は良い)、他のことを考えた人間に成長にすることを願っています。

私個人としては国際バカロレアというのは画期的な教育システムではなく(グローバルな資格という意味では希少価値はあるが)、「様々な教育の良いところどり」だと思っています。むしろ、だからこそ良い教育プログラムだとも思うわけです。

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