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選挙対策事務所あるある5選

選挙中ではございますが、
ちょっとした息抜きに文章を書き綴ってみます。
選挙事務所ってこんな感じなんだと
イメージが湧いて、
選挙をより楽しんでいただければ幸いです。

為書の場所で揉める

選挙の際には
「必勝」などと書かれた大きな激励の紙が
壁に貼ってあるのをご存知でしょうか?
これを為書(ためがき)と言います。

現職の国会議員や地方議員、
指示されている政治団体、各種団体などから届くのですが、
貼る場所には大変気を使います。

やはり、それぞれに格と言いますか、
役職や立場、関係の強弱がありまして
どこに貼るのがベストなのかものすごく頭を悩ませます。

中には届くかどうかまだわからないものもあったりして
場所を空けるのか、届いてから移動するのかなど
事務所開きした初期段階でよくある悩みです。

差し入れの山ができる

本当にありがたいんです。
選対事務所に顔を出してくれる支援者の方々は
皆さん手に何か持って
「頑張ってね」
と激励に来てくれます。

和菓子
ジュース
栄養ドリンク
お菓子
果物
などなど
本当にいろんなものが届きます。

そしてなかなか消費されずに(消費が追いつかずに)
選対事務所の一画に積まれ
お供物の山みたいになっています。

消費期限の早いものから食べたり、
地区や支部の合同選対事務所に届けたりしています。

良い結果は信じない

数日おきに各メディアの情勢報道が出てきます。
そのほか、仲の良い地元記者からの情勢を聞き出したりします。
「先行」
「リード」
といった良い情報をくれる場合、
選対本部では
「母数が足りないから信用に値しない」
「直前の投票行動がわからないから気が抜けない」
「このデータはおかしい」
と受け入れたがりません。
良い結果なのに、です。

スタッフの気が抜けないように、
引き締める意味で「まだわからない」と言い続けるのですが、
自分たち自身の体力と気力の限界も近いので
まだ頑張らないといけないと思っていないと
やってられないという切実な現状もあります。

体力の限界は六日目くらいにやってくる

選挙期間12日間ってすごく長い・・・。
折り返し地点と言われてるのが6日なのですが、
この辺りが体力的にも精神的にもピークに達します。
本当につらい。
眠いし、だるいし、でも倒れている暇なんてないし。

特に選対幹部は、選挙が1ヶ月以上前から始まっています。
もうここ1ヶ月、中心メンバーは休みなしで走っています。

その限界がね・・・
来ちゃうんですよ。

スタッフの絆が深まる

このように、昼夜問わず同じ目的・目標に向かって
全力で走っているメンバーですから、
ものすごく絆が生まれます。

高校の文化祭や体育祭みたいな、
短期間でギュッと結束力が高まります。

こうした選挙を何度一緒に乗り越えたのかが
「戦友」みたいな奇妙な関係性を生み出すのだと思います。

大谷翔平選手のワールドシリーズよりひと足先に決着がつきますが、
勝利した暁には、
シャンパンファイトでもしたい気分にもなるってもんです。

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