5年、10年先を見据えるとは言うけれど。
そんな未来のことはわからないよね~?という方へ
病気だった父が余命宣告を医師から受けたときのことを鮮明に覚えている。
「明日の命は保証するが、半年先のことは分からない。」
医療の知識がまったくない私には、実感がわかなかった。
先生は気を遣って、半年先は分からないと言っていたみたいだが、実際は3ヶ月はもたないと見ていたようだ。
その先生の余命宣告から2ヶ月と1週間後に父は亡くなった。
そのときの父はやたらと先の予定を入れたがった。
先生からあとは好きなことに時間を使いなさいと言われても、仕事に行きたがった。
きっと、普通に暮らしていれば、お迎えがそう近くではないと思い込ませていたのかもしれない。
当時の私には、そんな父の行動が理解できなかった。
もっと、特別な時間を過ごしたらいいし。
好きなことをやれるうちに、やったらいいと。
そんなことをふと思い出していると、
私の頭のなかに1つの言葉がよぎった。
「あなたは今日死んでも後悔がない人生と言えますか?」
私はここは自信を持って、NOと言うだろう。というか、言う。
だって、成し遂げたい!と思ったことが成し遂げられていないから。それに、そこまでの挑戦をしてもいないから。
だから、今を精一杯生きてやろうと思う。
それと同時に、5年、10年先を見て、じっくりとイメージをふくらませて、自分という器も大きくしたいと思う。
(身体はちいさくしたいと思う。笑)
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