レア盤を巡る支払いの攻防
FBコミュニティは自分が集めているアーティストのアイテムを集めるのにとても有効です。e-bayみたいに競ることもなく個人取引でレアな物が手に入りますからね。最近ではZEPの「Pb」LPがかなりリーズナボーな価格で売りに出ていましたがタイミングが悪く逃してしまいました。そう、向こうの人は日本人が寝ている時間にレア盤を投稿する場合があるのでね。
しかし今回は私にとっての最終到達点レベルと呼びたくなるレア盤が出ていて、まだ売れていないみたいだったのでコンタクトしてみました。もっともDiscogsやe-bayは言うまでもなく、海外の人との個人取引となれば日本では起きないような事に直面するのは当たりまえ。こればかりは気を付けなければならないのです。
今回に関しても女性がレア盤を出しているものだから当然コメントが入ってました。そこで彼女は「お父さんの治療費に当てたいの❤」などと言っている。こういう手合いは絶対に疑ってかからなければいけません。それでもなお欲しいアイテムであったことから怪しいと思いつつコンタクトしてみました。価格も安くはないが日本で見つけるよりはずっとリーズナボー。基本FacebookコミュニティはPayPal支払いが鉄則ですので早速アドレスを教えてもらい支払いを済ませます。
ここで忘れてはいけないのがPayPal送金のモードを必ず「商品の購入」にセッティングにすること。「個人間の送金」にしてしまうとトラブルに遭った時の保障が効かなくなってしまう。それこそ「持ち逃げ」されかねない。ですが、外人で売買から来るPayPal手数料の発生を嫌って「個人間の送金」にしてくれないか?と言ってくる人が稀にいます。
過去に一度FBコミュニティでの取引で実際に言われたことがありますが、もちろん断りました(その後ちゃんと売ってもらえました)。100歩ゆずって何度も取引した相手ならまだしも、初めてのPayPal取引で「個人間の送金」はありえない。
ところが今回の女性は最初から「個人間の送金」モードを希望している。うーん…怪しい。おまけに金額は$600です。そこで無視して送金してみたのですが、案の定「個人間の送金にしてほしかったのに…」とごね始めました。でもそれだけは断固拒否。
そしたら向こうが「いったん返金するからウチの旦那のアカに送金してもらえませんか?「個人間の送金」でなくていいよ」と切り出してきた。そこでPayPalではおなじみ問題解決センターを通して返金からの仕切り直しで再度送金。そうすると今度は旦那の口座でも受け取れないらしく…やっぱり「個人間の送金」にして欲しい。ますます胡散臭い上に「私はたくさんのレコードを問題なく売ってきたのよ何で信用してくれないの?」といかにも外人らしい言い訳 笑
信用する訳ないだろ!これは初めての取引なんだよバーカ
知らない奴にいきなり「個人間の送金」モードで$600を払うマヌケがどこにいるのか?大体お前のアカ名も旦那のアカ名も怪しいぞ?徹底的に問いただしましたし、もういいや…と支払いが戻ってきたらこの交渉はおしまい。レコードはいらんよ!ってかましたところ「また返金するし商品セッティング支払いで構わないから今度はいとこのアカに送金してもらえませんか?」と言ってきたので再度の返金から三度目の正直←イマココ
…ということで一応レコードを売る気はあるようだ。このやりとりでPayPalからの返金が口座に戻るタイミングの速さだけは確認できました 苦笑 今回は$600なのでPayPal残高とクレジットカード半々にして送金したのですが、クレジットカードへの返金もカード会社のアプリにはすぐには表示されなくともすぐに戻されされているようです。
こうしてFBコミュニティでの購入が思わぬ駆け引きへと展開しているのですが、果たして「ナイジェリア詐欺」のドキュメントみたいな結末になるのか、それとも欲しかったレア盤を遂にゲットできるのか?どうなりますやら。