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第50回衆議院議員総選挙 感想

国民民主党の飛躍

7議席から28議席獲得。そして埼玉14区では公明党の代表を落選に追いやった。やはりこれに尽きる。
特に埼玉14区の例は後世まで語り継ぐべき結果となった。
20~30代からの支持が特に多かったようで、「手取りを増やす」ということを大々的にアピールしていたことが功を奏したのだろう。
賃上げだけでは社会保険料で天引きされて、手取りでは増えた実感がしない現実がある。

後期高齢者医療制度の財源は公費5割、現役世代からの支援金4割、高齢者の保険料1割なので、しわ寄せが我々現役世代に重くのしかかっている。

<厚生労働省より>
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001095761.pdf

全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための 健康保険法等の一部を改正する法律(令和5年法律第3 1号)の概要

そのことについて、公約で取り上げていた国民民主党と日本維新の会については頑張ってほしいと思っているので、今後どうなるかはさておき、注目していきたい。(他にも現役世代の社会保険料負担増について掲げているところがあったが、党首がアレなのでパス。。)

連日、裏金問題や物価高等については各メディアで取り上げられているが、現役世代の社会保険料負担増についてはほとんど取り上げられていなかったように思う。
やはりテレビや新聞では高齢者に不利なことは伝えられなかったであろう。


日本維新の会、大阪の全19小選挙区で議席を獲得

正直、大阪が別次元だった。
地域に根付いた受け皿があるのは強い。
色々言われているけど、大阪が少しずつ変わっていったのを肌で感じてる人たちの方が正直だった。

大阪では圧倒的だったが、全国的には国民民主党に軍配が上がったように思うので、国政においてはまだまだ及ばなかった。
お互い現役世代に向けた政策だったとしても、ここは維新の「現役世代への徹底投資」よりも国民民主の「手取りを増やす」方がインパクトが強かったと言えるだろう。

最後に

出口調査で共○通信社の人に「裏金問題について考慮されましたか?」って聞かれてその場の雰囲気で「アッ、ハイ」と答えてしまったものの、個人的に今回の衆院選で一番の関心は前述のとおり現役世代の社会保険料の負担についてでした。
賃上げや経済政策も大事だけど、後期高齢者医療制度の現役世代の支援金についても、幅広く知られてほしいと思う。
間違いなく、額面だけ増えても手取りが増えない原因の一つだから。

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