アキレス腱を断裂した話 ① ~断裂当日編~
試練の時期は次から次に試練が続きますね…。
昨日の朝、インドアテニススクールのレッスンを体験しまして、学生時代10年程度やっていたテニスを、実に15年ぶりにくらいにしたのですが、やってしまいました…。
ジムで鍛えてランニングマシンもルーティンでしており、もちろん下半身も鍛えていたので、腱が切れるなんてまさかの事態でした。
スポーツでこんな大きな怪我をしたことは人生で一度もありません。
アキレス腱断裂の瞬間
確かに、前日いつもよりハードな筋トレをしたこともあり、久しぶりのスポーツと言うこともあり、「疲れるなぁ…」という感覚はありました。
しかしながら、久々のスポーツが楽しくてしょうがない私は、体が疲れていたにもかかわらず、寝不足にもかかわらず、コートを走り回っていました。
「1時間くらいなんてたいしたことないな…まだまだ大丈夫」と思った瞬間、「それ」は突然やって来ました。
低めのボールをダッシュしてリターンしようと踏み込んだ瞬間、右足のアキレス腱のあたりに重い鉄球を思い切りぶつけられたような「ドン!」という衝撃が走りました。
「あれ、誰かがぶつかったかな?」と、後ろを振り向いても誰もいません。
しかし、足の踏ん張りがきかなかった違和感を覚えたとき、私は悟りました。
アキレス腱が切れたんだな…と。
「ブチン!」とかそういうのじゃないんです。
私の場合は「ドン!」だったんです。
よく漫画の効果音で重い衝撃が走ったときの、あの「ドン!」です。
私はすぐさま中断し、どうにか右足を引きずりながら、カウンターまで向かいました。
もう車を運転できるような踏み込みはできないと分かっており、足首を傾けるだけで激痛が走るので、結局救急車を呼んでもらい、近くの大きな整形外科に搬送してもらいました。
整形外科に到着後、治療方針の説明
医師が足を触った瞬間、「左足はここ押すと反応があるけど、右足はないから断裂だね」とすぐさま「アキレス腱断裂」診断が下りました。
ただし、その日は入院はできないそうで、事件当日は応急処置だけ施してもらい、家族に迎えに来てもらい帰りました。
アキレス腱断裂の治療法には3つあるそうで、
ひとつは「保存療法」といい、ギプスで固定して自然に腱が癒着するまで待つ方法。
ふたつめ以降は外科的手術がいるもので、そのうちのまずひとつは切れたアキレス腱同士を縫合する「縫合療法」。
こちらは「保存療法」よりは1ヶ月程度治りが早く、再発リスクも低いとのことで、スポーツをやっている人は選ぶ方も多いようです。
最後は、「再建療法」。
これは、どこからか腱のつなぎとなるものを腱と腱の間に入れて、再建する方法らしく、とにかく治療に時間がかかるとのことです。
自分は再建が必要なレベルまで激しくはなかったようで、「保存療法」か「縫合療法」どちらにする?と、聞かれました。
ただし、スポーツに復帰できる見込みである長期(6ヶ月)からみた場合は、手術しようがしまいが結果はあまり変わらないとのことです。
が、私は極力早くいい形でくっついてもらい健康に歩きたく、再断裂は何がなんでも避けたい思いが強く、来週あたま「縫合療法」の手術をする予定です。
その場合、40分程度とのことですが、覚醒したまま「局所麻酔」でおこなうか、「全身麻酔」でおこなうかは、現時点ではかなり迷っています。
以前、何度か帝王切開に立ち会ったことがあったのですが、手術で人体が切られている様子を眺めたり、聞いたりすることは、(興味はあるものの今回は特に自分のことなので)恐いがあるため、日帰りの「局所麻酔」ではなくおそらく「全身麻酔」でお願いする予定です。
※ドラマや映画、ノンフィションの手術シーンは嫌いではありませんが、苦手です。血が特に。ホラー系絶対拒否。
松葉杖のトレーニングと転倒
足に大きな怪我をしたことがなかったので、もちろん松葉杖での生活も初めてです。
なので、リハビリ室にて前に進むトレーニング、曲がって戻るトレーニング、病院の階段にて階段(手すりを利用しない場合・する場合)を上るトレーニングと下りるトレーニングの簡単なレクチャーを受け、練習をしました。
前日の筋トレと当日の15年ぶりのスポーツをしたということもあり、とにかくキツい。
両腕と上半身および左足(怪我していない方)の負荷がハンパないです。
ただでさえ筋肉痛なので、ちょっと松葉杖で歩いただけで全身攣(つ)りそうです。
入院させてもらえなかったので、家に帰りましたが、築30年程度の急な階段のある3階に部屋のあるわたしは、当日の夜中に別階にあるトイレに行こうとしたところ、案の定階段で転倒しました…。
痛かったですが、幸いにも、下りかけの2~3段のところで松葉杖でつまづいたので打撲程度で済みました(切れたアキレス腱がちょっと伸びて痛かった)が、家での生活がきつすぎるので、もう絶対入院をお願いしようと決めました。
(お願いしてもさせてくれるかわからないけれど)
しばらく座り込んだまま立てなかったので、寝ていた母が駆けつけて起きるのを手伝ってくれましたが、高齢者に私のがっちりした体を起こしてもらうのもちょっと無理があるなと思いました。
あとがき
というのが、当日(トイレにいくため転倒は日付またいで翌日)の様子です。
また、手術を終えた段階、術後のリハビリ生活など、気が向いたら更新していく予定です。
話は変わりますが、教育一筋「英語学習や中高受験などに関して、こんな記事書いてほしい」があれば気軽にコメントお待ちしています。
今回は思わぬ怪我の話ですが、「よかった」「ためになった」「勉強になった」「勇気が湧いた」「わかるー!」「痛そう」「きゃー」と感じてくれる方がもしいらっしゃったら「スキ」「フォロー」お願いします。
m(_ _)m