アキレス腱を断裂した話 ③ ~ギプスカット・ブーツ装着・リハビリ編~
アキレス腱の縫合手術後は即時ギプスで固定され、2週間がっつり固定されます。
この間は足を床(地面)に着くことができないため、松葉杖と車椅子で生活することになります。
意識して松葉杖で片方の足と上半身を動かせば別かもしれませんが、2週間は基本安静なので、(それまで定期的に運動していればしていたほど)ものすごく運動不足を感じますが、致し方ないです。
ギプスカット
固定から2週間後、「ギプスカット」にてギプス生活に終わりを告げます。
が、これが恐い…。
「間違えて足まで切られたらどうしよう…」と不安になりますが、万が一当たっても切れない?ようになっているとのネット情報です。
電動回転ノコギリのようなマシンで、固まった包帯(特殊繊維)を切断する際、「ウィーン!ガゴガゴ!」とものすごい音がします。
内心ギャー!!!です。
端のほうだけ大きなハサミのようなもので切って上下2つに切断し、取り外すのですが、2週間も固定して守られていたものが無くなるわけですから、それはそれは恐いです。
アンクルブーツ(装具)装着
ギプスカット後は、一旦切断した上下のギプスを包帯でぐるぐる巻きにして過ごしますが、そのタイミングに合わせて発注済みの「アンクルブーツ」が届くので、義肢業者さんの納品とともに履き替えます。
これが(私のものは)アメリカ製のもので、とても重たい…。
基本的にマジックテープなので、非常に慣れれば自分ですぐに付け外しできます(最初は恐くてできませんでした)。
アンクルブーツはヒール部分が高くなっており、足首に関しては(マジックテープさえきちんと締まっていれば)決まった角度で固定されます。
ヒール部分に4枚のウェッジヒール(付け外し可能)が入っており、それぞれが10°の角度になるように作られていて、1週間ごとに1枚外しながら荷重をかけ、歩いたり、階段を上り下りしたりしつつ、リハビリをします。
リハビリ生活
リハビリは(入院していれば)日曜を除き、毎日40分程度です。
最初にアキレスブーツを外して、患部をマッサージしたり、揉んだり、伸ばしたりした後、アキレスブーツを履いて歩く練習をします。
自然にアキレス腱が癒着するまで待つ「保存療法」よりは、「縫合」のほうが痛みが強いらしく(但し、元通りに近い状態まで戻るトータルの期間は変わらないが、縫ってある分リハビリ開始時期が早まり、縫合部がずれないとのこと)、局部的に痛かったりしますが、徐々に慣れてきます。
ギプスが外れ、理学療法士さんとリハビリ開始後は、縫合部と周囲の組織が癒着して関節の可動域が狭まるのを防ぐため、積極的に荷重をかけ、歩くよう言われます。
※もちろんアキレスブーツで足首をしっかり固定した上で
※一気に治ることはなく、どうしても絶対的な時間はかかるため、徐々に可動域増やしながら荷重をかける必要あり
1ヶ月ぶりのシャワー
在宅治療や、介助で看護師さんと一緒になら別かもしれませんが、私は1人で他人の手を借りずにシャワーを浴びたかったこともあり、ちょうど怪我から4週間後にシャワーを浴びることができました。
(体洗えるって幸せ☆)
それまでは「清拭(せいしき)」と言って、毎朝「顔拭き」用のタオルが1枚と、週3回「体拭き」用に蒸しタオルが2枚、髪洗いたいときは周りを汚さないよう、理髪店や美容室よりは小さめの「洗髪台」でひやひやしながらだったので、シャワーが嬉しくてたまらない…。
あとがき … あと5ヶ月の長い旅路
私の場合はアキレスブーツのウェッジヒールが4枚で、先週1枚抜けたので、あと3枚残っています。
1週に1枚ずつ外すため、最後はウェッジヒールが無くなり直角になった状態で1週間のリハビリを送るため、残り3枚+無い状態での1週で、ブーツが外れるまで残り計4週間…、そして、元通りに近い生活レベルまであと5ヶ月くらい(予定)。
先は長いなぁ…。
さて、引き続き、教育一筋「英語学習や中高受験などに関しても、人生の超絶経験についてでも、「こんな記事書いてほしい」があれば気軽にコメントお待ちしています。
今回は思わぬ怪我の話ですが、「よかった」「ためになった」「勉強になった」「勇気が湧いた」「わかるー!」「痛そう」「きゃー」と感じてくれる方がもしいらっしゃったら「スキ」「フォロー」お願いします。
m(_ _)m
こんなに長い断酒期間は初めてだ…。。。
早くお酒飲みたい。。。。。