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企業のSNSの活用方法について思う事。中小規模での成功は大企業とは別物。

こんにちは⛄
記事をお読みくださり、ありがとうございます。
通販とアウトドアと新しい物事が好きで、最近は音楽づくりも好きな、Uターン就職者&信州愛好家の筆者です。
そして本業は企業マーケティングや広報などを主とした仕事をさせて頂いております。

今日はちょっと本業のお話。

中でも最近は、SNSマーケティングとAI活用なんかが多いですね。
よくある話だと、注目されるトレンドや主流の手法に追随することが成功の鍵とされると言われています。
が、しかし、中小規模事業がそのような競争の激しい市場で戦うのは容易ではありません。

そこで中小規模のSNSマーケティングでは、「主流から流れる支流」を作り出すアプローチに注目することをおすすめしています。
今回は、筆者が見てきた事例も参考にしてながら、この手法のメリットとデメリットを解説、具体的なアイテムなども活用した例をご紹介してきます。



えーまず、筆者が勝手につけた名前が「支流マーケティング」です笑
主流なくして生き残れない考え方なのですが、大当たり、大成長、大改革を求めてのマーケティングではないのであしからず。
そういうメジャーなのはちょっと「SNSマーケティング」と探せば出てくるので、それか書籍なんかでもそこそこ学べるんじゃないかなーと思います。
筆者は地方住み、中小企業さんと共に仕事する身ですし、味方したいのは断然そっちなので、そういう視点で見た際の記事となっております。

「支流マーケティング」のメリット

1. 競争相手が少ない市場で差別化が可能

分流づくりでは、大手が狙わないニッチな市場や特定のコミュニティをターゲットにすることで、独自のポジションを築けます。競争相手が少ないため、独自の強みを活かしやすいのが特徴です。
ここで勘違いしやすいのが、「変わった趣味嗜好の人をターゲットにする」と思ってしまう場合があるのですが、そういうことではありません。
「大枠は主流に乗るのだけど、ここだけはちょっとこだわり」という支流を作ることで、主流の流れもうまく利用できるよねって話です。

2. ブランドの個性を強調できる

大手企業は幅広いターゲット層を狙うため、ブランドメッセージが一般的になりがち。一方で、中小規模事業は特定の価値観や個性を前面に出すことができます。
大手さんでは手がかかるのでやらないけど、よりお客さんの細かいニーズに応えられたり、エリアを絞った展開でも成り立つ規模やフットワークの軽さが中小の強みでもあるのだと思います。

3. 広告費を抑えながら効果を高められる

ある程度ニッチな市場に向けたマーケティングは、必要な広告費が比較的少なく、ターゲット層へのリーチが効率的です。
SNS広告であれば、ターゲティング機能を活用して、地域や趣味に基づいた広告配信も可能ですね。


デメリット

1. 認知度の拡大に時間がかかる

支流をわざわざ作るマーケティングは、主流のトレンドと比べて、認知度を高めるまでに時間がかかる場合があります。特に始めたばかりの段階では、フォロワー数やアクセス数が伸び悩むこともあります。

この課題を克服するには、初期投資として効果的なツールやリソースを使うことが重要で、「いかに負担感なく効率的に続けられるか」が重要です。
基本的にSNS運用は「継続は力なり」です。
ここで見落としがちなのが「担当者への投資」。
面倒くさい作業工程や低クオリティで満足いかない投稿をずーっと続けるのは担当者としたら苦痛な作業です。苦しい事は続かないので、サクっと投稿ストックを作っておけるくらいの余裕が長続きの秘訣です。

筆者は個人で以下のようなものを使いますが、こういった便利なPCガジェットもちゃんと担当者に用意してあげると、少しはやる気になるかもしれないですね♪

↑↑↑よく見かける良いとされるロジクールのMX Masterシリーズマウス。長時間のPC作業でも快適な操作が可能で、デバイス間での切り替え簡単。

↑↑↑筆者が最近使うのはこれ。エルゴノミクスマウスもいいんだけど、コスパが違うのと、電池持ちがこれが最強だったという理由です。

↑↑↑こういう配信ライト設備をリンクさせたり、いろんなサイトなどをいちいち大量のリンク集やショートカット集の中から探す手間を省くとなると。

↑↑↑意外とだんだん必要性が増してくるカスタムショートキー。
扱う作業がワンオペになりがちな場合にはとにかくその担当の方が便利に効率的に時短できるツールをケチったらいけないと思います。

タダで開設できるし、タダで投稿できるのがSNSですが、最近は全体の投稿の質も上がってきているし、見る側の目も肥えてきています。
タダで使える分、担当者や編集配信設備には投資してもいいと思います。

2. 市場規模の限界

市場というものは、規模が限られているため、大規模な利益を短期間で得ることは難しい場合があります。しかし、長期的にファンを増やし、安定的な収益を目指すことができないわけではありません。

3. アイディアの維持が難しい

支流のマーケティングは、ユニークなアイディアが求められるため、継続的に新しい発想を生み出す必要があります。これにはリサーチやクリエイティブな思考が不可欠です。


PC作業や撮影に便利なアイテムの活用例

  1. デュアルモニターのセットアップ
    ➔ 作業効率を劇的に向上させるデュアルモニター環境を整えることで、同時に複数のタスクを処理しやすくなります。

  2. 外付けSSD
    ➔ 大容量かつ高速なストレージを確保し、撮影データや動画編集データの管理がスムーズに。

  3. スマートフォン用三脚
    ➔ 安定した撮影が可能で、プロ並みの写真や動画を簡単に作成。

まぁこの辺は別記事もあるので気になる方はお読みください。


支流マーケティングを成功させるための戦略

  1. ターゲット層を明確化する 分流を成功させる鍵は、具体的なターゲット層を設定し、そのニーズに応えることです。

  2. ストーリー性を持たせる 商品やサービスに関連するストーリーを伝えることで、ターゲット層との感情的なつながりを強化します。

  3. データを活用する SNSの分析機能やGoogle Analyticsを活用し、読者の行動や関心を把握します。


なんだかんだ一番大事なところはここ。

と、だいたいここまではよくある話です。理屈も方法も探せばたくさん出て来るのですが、でもうまくいかない。
企業に根付かない、なかなか投稿し続けられない。
なんでなのか?
このひとつの原因が、担当者さんへの「理解・協力不足」にあるなと感じています。
いきなり、SNSで企業イイ感じに盛り上げて宣伝してよー! と言われ、まかされたはいいけど、さして何の評価もなくただ担当ってだけでしんどい事続けさせようとしてません?

筆者は企業SNSがなかなか伸びない理由のひとつがこれだと思ってます。
そもそも自由に好き放題個性出してやっていい個人SNSならともかく、企業縛りの入った状態でやるのですから、間違いなくそれは仕事です。
仕事なのですから、評価があり、それを行う権限もないと窮屈です。

さらに言えば、媒体は無料ですが、画像1枚、文字一文字から労力が伴い、動画などはもっと手間暇かかります。
たいしたツールも使わせないまま頑張れというのは、大工に大工道具渡さないで家建てろと言ってるのと同義だし、担当者が頑張っていても、周りが撮影や取材に協力的でなければネタに困ります。
企業SNSの投稿って、つまりは毎回外へ向けての広報業務です。
記者であり編集者であり出演者でありプロデューサーなんです。
そういう事(SNS運営や広報)ができる社員さんは貴重かつ優秀なので、もう社長秘書クラスの待遇でも良いとすら思います。

技術や知識よりも大事な企業SNSの大前提

結局の所、社風や会社の雰囲気そのものが内向的なままでは、取り繕っても無理があるってことなんです。
筆者はSNSマーケティングや企業のSNS開設時には、技術、やり方の前に以下の事を社長以下全員に周知してから始めましょうとよく念を押します。

SNSをやるから外交的なのではなく、外交的だからSNSが活用できる。
・ついでや二の次ではなく主業務としてSNS投稿業務の時間をちゃんと作る
・担当まかせではなく社全体で協力し、盛り上げる

そのSNSをいいね、フォロー、コメント等できる事も協力を募る。社長や社員もそのSNSの投稿見てない知らないとかは、なくしたいですね。
これには理由があります。

認知度ゼロのSNSの育ち方でよく見る例

SNSの種類や投稿の内容にもよりますが、たいがいのSNSは頻度高く更新され、良い情報提供に対する評価があります。

そして、始めたてのSNSは当然フォロワーもいいねもゼロ。
よほどのバズり要素でもない限り、企業SNSの最初を育てていけるのは身内であり仲間であり、リアルな繋がりのある方によって伸びます。

そして、規模にもよりますが一定数(数百~数千)のフォロワーさんがついてくると、やっぱり数的な信用度影響も大きく、そこからリアル繋がりではない外のフォローやいいねなどもまた増えていく、というような成長曲線を辿ります。

①【SNS開設初期のフォロワーの増え方】

近隣の人や直接の知人、組織を知っているユーザー

いくらか知られてる事を数字で見せる

初めて認知するユーザーにも「ある程度信頼できる」と認識してもらえる

②【安定・微増期】

発信内容から利益を感じたり共感を得てフォローしてくれるユーザーが増えていく。

③【ブースト期】

キャンペーン実施等で短期的利益を目的にフォローするユーザーや広告効果で表示にブーストがかかり、より広く見てもらえた結果。

だいたいこのパターンが多いです。
コンセプトに沿った投稿を定期的にしていれば安定期に入っても毎月フォロワー数比で1~3%程度、フォロワー数は増えていく傾向にあります。

オマケ:企業のInstagram編

最後に、中小企業さん向けの肩の力を抜いたSNS運用のコツというか、こんな例もいいよってのを書いておきますので、よかったらご参考下さい。

カタログ的な出来栄えを目指さない、投稿できればOK
まずこれ、商品などキレ―に紹介していきカタログみたいになってくやつ。これやる企業さんはよほど頑張ってる所以外、けっこー失速しがちなのであんまりおススメしていません。
手間暇かかるし、投稿までのハードルも高い、その割に初期は反応も薄いので結果的に続かないケースを何度も見てきています。
ごちゃごちゃっとしてても、投稿できればOKって感じで続けるのが大事。
筋トレも美容も健康習慣もそう、続けられなくては効果もなし。

②ハッシュタグ選びはすんごい重要
Instagramはハッシュタグ検索しかできません。他の探し方がないのでハッシュタグ選びが重要です。だいたい3~10個くらい関連深いキーワードを探して使うのはとても大事です。
自社を示すブランドタグ、話題性のあるボリュームタグ、地域や特定のキーワードの組み合わせのターゲットタグなど。
これはもう社をあげてキーワード探ししておくべき共通語です。

③ストーリーズを活用する
更新をアピールできる場所なので、フォロワー認知度を上げれます。このアカウントよく見るなぁとなり、新規投稿を見てもらえる確立もUP。24時間で消えるので他愛ない事でOK。残したいならハイライト機能も使える。

さいごに:筆者が長野推しであり続ける理由

筆者は、地域の魅力ってその地域のひとりひとりの発信力からなるものだと考えています。
筆者の発信力なんて語るもおこがましい程度の微々たるものですが、それでも他の長野推し、信州好きさんたちの色んな情報発信があって、そういう投稿が各地であるからこそ長野って面白そうーってなるんだと思います。

これからの超少子高齢化社会、筆者なんてもろに人が少なくなった日本に残っている一人ですので、不安がってるのではなく、自分の地域が生き残ってくれるよう、良い仲間がたくさん集まって楽しい事ができるよう、これからも「長野推し」でいたいなと思うわけです。

長野いいとこ一度はおいでー

いかがでしたでしょうか。
よかったらご参考ください。

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