なぜ僕は地方公務員を辞めたのか
いきなり結論
非効率で、不毛な働き方に嫌気が差してしまったからです。具体的には以下のとおりです。
・謎の根回し
・ヤバいクレーマー
・紙文化
・年功序列
そして、これらの体験から「エンジニアになってITの力で非効率な働き方を駆逐してやろう」と思ったのがきっかけです。
一つずつ解説していきます
謎の根回し
役所では何かと「稟議」を回します。
稟議
① 上位の人にはかり申しあげること。
※地方官会議日誌‐一二・明治八年(1875)七月五日「新築更正に係るものは、内務省に稟議すべし」 〔宋史‐高宗紀・五〕
② 官庁や会社などで、会議を開くほどではない新事項が生じたとき、主管者が決定案を作成し、関係者間に回して承認を求めること。
(引用:コトバンク)
言葉の定義からして嫌な感じが溢れ出ています。
やりたいことがある→即稟議ではないんですよね。いきなり回すと自部署の上司や担当部署の人がびっくりします。そしてゼロベースで話を進めてくれることはまずありません。実際は根回ししてほとんど決まった案件を建前上稟議で固めるんです。これがまどろっこしくて嫌でした。
ヤバいクレーマー
どこにでもいるんですよね、こういう人。日常の鬱憤を晴らしたい人、ただただ暇な人、チクリ魔みたいな人・・・。僕個人としては「小さい政府」(使い方合ってるかわかりませんが)派なので、何でもかんでも役所に言うんじゃなくて町会とか住民個人レベルで努力することで解決できますよねって思っていました。しかもそういう方に限ってお話が長い長い。そしてただのクレーマー、お前は絶対許さん。
紙文化
役所といえばこれじゃないでしょうか。資料も紙、メールも一旦印刷して資料として添付、来庁者の手続きも絶対紙、電子決裁回しているのに紙資料でも回覧。特に最後のが一番意味わかりませんでした。結局それ紙だけでやってるのと変わらんよねと。しかもかさばるし、検索もできない。マジで謎でした。でも、目には優しい。
年功序列
昇進して責任も負って、しっかりと務めを果たしている人には報いるべきだと思います。そういう意味では、年功序列よりは職責で完全に給料を分けて、その中では横並びにしちゃえばいいのではと思っていました。自分より働いてないおっさんがただ単に歳食ってるってだけで自分よりカネもらってると思うと不愉快この上ありませんでした。
でも公務員はいい部分がいっぱいありました
嫌なことや愚痴をぶちまけてきましたがいい部分もたくさんありました。
・なんやかんや言いつつも一生給料はもらえる(多分)
・一年目から有給や夏季休暇がある
・ボーナスちゃんと出る
・社会的信用が最強
こんなところでしょうか。
文句はいいつつも、(もっといい環境も当然あるとは思いますが)環境的には非常に恵まれてると思います。
まとめ
僕は公務員でい続けてなんとなく定年して死ぬということに疑問を感じ、その違和感が膨らんだ結果、エンジニアへの転職という道を選びました。一概にどっちが至高とかは言えませんしそもそも比較もできないと思います。現状、後悔はしていません。