この仕事を残していくために #未来のためにできること
45.6歳。
これはこの職業の平均年齢です。比較的に若く感じるでしょうか?
この平均年齢は厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査によるものです。
毎年のように平均年齢は上昇しています。
都市部では性別や国籍関係なくこの仕事に従事され活躍されている方もおられますがこの仕事の特性上、短期間での技術継承が難しく、長い年月をかけようやく一人前と認められるような職業です。
若い方が一人前と認められず挫折し、退職するという姿を目の当たりにすることも多々ある職業になります。
私が経営している会社は比較的に若い方が多く、高校を卒業したばかりというような社員も数名おり、弊社の平均年齢は34.7歳
平均よりもおおよそ10歳近く若いのです。
もちろん、50代や60代も多く在籍しており、主な仕事として技術継承を担ってもらっています。
これは大変ありがたいことで、どんなに求人を掛けたところで人が集まらない同業者も多くおられ、技術はあっても継承する相手がいないと言う状況になります。
また、それぞれの企業の地域や企業の規模などによっては社員の8割は50代〜60代、いつ会社を畳もうかと悩んでいらっしゃる経営者さんもおられるほどです。
私どもの地域では、独立して一人で仕事をされる方も多くおられますが、多くの場合、それぞれ元おられた企業の「下請け」のような仕事の仕方をしておられます。
※下請けが悪いわけじゃありません。
知り合いの自営業者さんは
「自分と家族が食べれるだけでいい」と言われました。
確かにそれで充分です。
でも、私はこう思うのです。
若い方がいないのが問題なんじゃない。
平均年齢が高いのが問題なんじゃない。
技術継承できないのが問題なんじゃない。
独立することが問題なんじゃない。
働き方が問題なんじゃない
この職業は、日本人の美意識、美学が詰め込まれた
仕事であり、それぞれのお客様にとって心の豊かさや平穏を直接届けることのできるかけがえのない職業だと自負しています。
私たちは汗水垂らし、お客様を幸せにできる職業。
忘れられてしまいそうなこの職業は植木屋さん。
100年先、1000年先の未来にこの仕事を残したい。
100年先、1000年先でもカッコ良い職人が
カッコ良く仕事ができるように、我々
今を生きる職人がカッコ良い植木屋さんでありたい。
カッコ良い植木屋のカッコ良い職人が
あなたの心の豊かさを全力で残していくこと。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?