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知能検査

WAIS-IVを受検した。
病院で受けろと言われたわけでなく、半ば興味本位での受検であるため自費となる。お値段は2万円近く……。
「発達障害と診断されてはいるけど、実際どのように凹凸があるんだ?」というのは長年気になっていたが、予約が面倒だったりお金が無かったりでなかなか受けられていなかった。このたび、ようやくその辺りのタイミングが合ったので、サクっと受けられたわけだ。

テスト内容はパズルやら暗算やら常識問題やら多岐に渡った。ネットの適当なIQテストでよく見る、図の規則性を見出して答えるやつもあった。
こうしてあれこれやらされてみると、得意不得意の差が激しいのをかなり感じる。特に数唱という、心理士がゆっくり数字を言うので覚えていろんなバリエーションで復唱するテストが大変苦手であった。

さて結果はというと、下の表のとおり。

WAIS-IVの結果

全体的に高めのIQ・点数が出ているものの、自慢できるほど高いわけではない、つまらない結果だ。正直、1つくらいは130を超えるものがあることを期待していた。知覚推理の項目を調子が最高のときに受ければワンチャン……くらいか。
凹凸に関しても覚悟していたほどではなく、しいて言えば処理速度だけは他より20ほど低いが極端なものではない。他はほぼ横ばいだ。

つまらない結果とはいえ、各項目の点数と実生活での得意・不得意を突合すると、かなり実感通りだ。ひとつひとつ照らし合わせて書いてみる。

言語理解

役所の複雑で煩雑な手続きをするのがかなり得意な自覚があるが、ここに入るんだろうか。文章の読み飛ばしは基本しないし、推敲できる場面なら文法や語彙の間違いもかなり少ない方な気がする。調べ物、推論なんかも文章ベースであれば割と得意。偶然俳句とかダジャレとかも入る?一方、暗記と発話はかなり苦手で、感じている得意さの割に点数がそうでもないのはこのせいかもしれない。

知覚推理

地図を読むのが得意な自覚あり。ラフからデザインを起こすとか、デザインから実装方法を考えてコーディングするとかの、デザイナー業務のメイン部分もここだろうか。スイスイ解いた記憶がある割に点数が他と大して変わらないのは、ほとんど行列推理(後半は当てずっぽう率高)のせいでは……。

ワーキングメモリー

聴覚情報処理も短期記憶も集中も苦手。上で苦手だったと書いた数唱もワーキングメモリーのテスト項目なはず。だが、苦手意識の割に結果は言語理解とあまり変わらない。日常生活において、遊びで暗算することがよくあるので、そのおかげで算数の点数が相当高かったのかもしれない。

処理速度

確かに板書・書記や事務処理、料理など、情報を処理しながら手も動かすようなことがテキパキできない。ああ〜モタモタしてる……と思うこともしばしば。しかし他の技能と比べてってだけであり、生きていくのに困るほどではないのも実感通り。

実感と合わない項目があったり、テストで感じたよりも凹凸が少なかったりして、個別のテストの結果が均されている気がする。あと、調べたら心理士からのコメントとかもあるらしいので、フィードバック面談を申し込んだ。カウンセリング料がまたかかってしまう……。
ちょうどフィードバック面談の週に通院予定なので、まとめて主治医に渡そうと思う。

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