わ〜い
おめでたいことに、正社員化が決まった。
さらっと書いたが、現実ではものすごくはしゃいでるしものすごく調子に乗っている。
大学を卒業してから3年アルバイト、1年無職、3ヶ月派遣社員でようやくの正社員だ。これを喜ばずにいられようか。
ドキドキで迎えた社長との面談は結局きわめて形式的なものだった。
どのくらい形式的だったかというと、面談のその場で採用通知書を見せられて「これでいいよね?」と聞かれたくらい。
現状会社に感じている課題感とそれに対して自分ができるアプローチとか、会社で将来やりたいこととか、その程度の真面目な質問はあったけど、真面目めな雑談の話題という感じ。学校の進路指導面談みたいな?
私の直前に面談を受けた派遣の同期エンジニアはその質疑応答が結構大変だったらしく、私が大したこと無かったと報告したら「デザイナーはずるいっすよ、成果が見えるから」と言われた。
提示された月給は年収に換算すると派遣会社の正社員求人票よりやや安いくらい。同期は交渉して少し上げてもらったらしい。私も少し言おうかなと思ったけど、毎年大幅に昇給するし賞与も出ると説明を受けたから、まぁいっかと済ませてしまった。
現状提示されている額で既に、アルバイトだった前職時代と比べて月給プラス10万、年収になおせば100万以上収入アップが叶っている。そして、入社時期が遅れたせいで出勤日数が少ない4月分の給料すら余らせていて、来月以降の出費への備えもしくは貯金にまわせそうだ。
要は、現状の給料で足りているのだ。もちろん、毎年の昇給が大前提ではあるけど。
同期がぶつくさ言っているのを聞いて、自分は物欲が強い割にあまり金に頓着しないのだなと思った。金に頓着が無いからパーっと使ってしまうのかもしれない。
基本とてつもなく暇であまり体力を消耗しない職場なせいか、心身ともにすこぶる調子が良い。あくまで当人比、ではあるけど。
今週いっぱいくらいで入社からちょうど2ヶ月になるけど、未だに体調を崩す気配が無い。前職では平日5日間働いたら100%熱を出すか抑うつ状態になるかで翌週寝込んでたのに。
暇と言っても心配になるほどではないし、やりがいを感じない仕事ってわけでもない。ただただのんびりとした業界・のんびりとした会社である。
社会復帰したてだし、競争とか大の苦手だし、しばらくはこれでいい……。