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向き不向き
今回の転職活動、なかなかおもしろい傾向があった。
当初は「服装髪型完全自由がいい!フラットな社風が良い!」とイケイケなベンチャーやらアパレルやらを受けまくっていたのだけど、悲しみの感覚が麻痺するレベルで全滅。
そんな中でふと受けた保険業界のIT企業。それがなんと1次面接即合格で最終面接に通された。結局そこでは性格テストの結果が悪かったのか圧迫面接を受けて終わったわけだけど。
それでふと「もしかして、真面目な業界のほうが私を受け入れてくれるのでは?」と考えて、エージェント経由で学校法人を受けた。
こちらも募集ポストに合わないという理由でお祈りにはなったが、「オペレーター(制作作業スタッフ)としては◎」と評価してもらえた。褒められてはいないだろうが、少なくともこちらのスキル感は正確に伝わっている。
そして今回派遣とはいえ内定をいただいたのは、工業系の研究・開発用ソフトウェアを扱っている企業。面接で「うちはお客様のほとんどが大学の研究室です」と言ってきたときの安心感よ。
真面目系に切り替えてからは3社しか面接までたどり着いてないけど、確信した。
私には真面目な業界が向いている。ITベンチャーもアパレルも、憧れはすれど受けたところで門前払い。
たびたび私の日記に出てくる姉が、おもしろいことにこの真逆なのだ。
姉は私よりよっぽど立派な大学を出ていて、社会性もバッチリなのにも関わらず、新卒の就活ではメーカー・プラント系、商社などなど真面目な業界は全滅。
それで自棄になってベンチャーを受けだしたらどんどん受かりはじめて、最終的に超有名メガベンチャー(R社ではない)に入った。しかも、今度の4月からはまた別の超有名メガベンチャーに転職が決まっている。
姉の事例と自分の事例を突き合わせてみて、一番大事なのは業界と自分のマッチングだなと感じた。興味の有無よりマッチング。私なんかは入って商材に触れたら興味がわくタイプだし。
あと、これは完全に偏見だけど、イケてる業界の企業は面接でのコミュ力=初対面の人間とまともに話す能力、自分の言いたいことをちゃんと要約してスラスラ話す能力を評価してるんじゃないかと感じた。
真面目系な業界は反対に相手の話がどんなに下手でもじっくり聞いて書類もめっちゃ目を通してくれる企業が多い(印象を受けた)ので、私みたいな「スキルは自信あるけど死ぬほど口下手」ってタイプはこっちなのかなと。
もう転職活動なんかしたくないけど、次があったら最初から真面目な業界にターゲットを絞ろうと思った。