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交通事故、数日してからでてくる痛み

交通事故の怪我について

交通事故の怪我や後遺症で最も多い、むち打ちについて説明します。
怪我・後遺症の原因・症状・治療法についても説明していきます。


  むち打ちの発症原因と対処法

  • 事故直後に痛みを感じない場合

早めに治療をしておけば良かった……。と、後悔することが無いよう、事故直後は痛みを感じなくてもすぐ病院へ行きましょう。

X線などで撮影しても頸椎(首)に異常は発見されないことが多いです。痛みを感じていない場合でも、すぐに病院へ行かれてください。

事故直後は、アドレナリンが大量に分泌され、痛みを感じる感覚器官が麻痺してしまい、知覚と意識が乖離してしまいます。結果、身体にダメージを負っているのにも関わらず痛みを感じないということが起きます。事故直後には感じなかった症状が、時間の経過と共に現れてきます。

発症のメカニズムは、首がムチのようにしなって、重い頭部が振られることによって起こる頚椎の関節の損傷です。

これを
むちうち症(外傷性頸部症候群・頚椎捻挫)
と言います。

自動車事故の場合、後ろから追突された人の体は進行方向に移動するのに対し、頭は元の位置にとどまろうとします。結果、重い頭を支える首がしなってしまい、頸椎の関節が損傷を負ってしまいます。 動かすもしくは、動かそうとすると痛みを感じて首を動かせないことがあります。

首の安静を保つことで症状が回復、緩和していくことが期待できますが、痛みが長期化する場合、椎間板に小さいヒビが入っていたり、靱帯に小さな断裂ができている可能性もあります。

  • 事故直後から痛みを感じる場合

損傷が筋肉だけでなく靱帯にまで及ぶ場合は、はっきりとした痛みを感じることが多いようです。強い痛みが緩和された後、全身の倦怠感や頭痛、吐き気、痺れなどといった症状が1か月以上続く場合もあります。なるべく早く病院で診てもらいましょう。

警視庁が作成している【交通事故被害者の支援】というマニュアルもあるので、是非ご覧になってください。

  むち打ちの種類

・頚椎捻挫型(頚椎を支えている靭帯や筋肉が損傷(首の捻挫))
・神経根損傷型(神経の根元を損傷)
・脊髄症状型(脊髄や脊髄から伸びている神経が損傷)
・バレー・リュウ症候群型(自立神経が損傷)
・脳脊髄液減少症(髄液が漏れている状態)

例えば、頚椎捻挫型と診断された場合、安静にしていれば快方に向かいます。

神経が損傷を受けた神経根損傷型だった場合、骨のズレによって神経が圧迫されたり、引き延ばされているため、安静(放置)にしていると症状が悪化してしまうケースもあります。

適切な処置・治療を受けるには、症状・症例に詳しい整形外科や整骨院で、まず診てもらいましょう。

交通事故によるむち打ちの治療法

頚椎捻挫型の場合、安静にすることが大切ですので、首を固定するカラー(コルセット)を装着し、首の負担を緩和させます。

その他には、首や肩の筋肉を温める温熱療法や、マッサージ、運動療法、頸椎や肩への神経ブロック注射や湿布などを用いて治療を行います。

どこで治療を受ければよいのか分からない。
子育て中で通院がむずかしい。
親の介護があるから。

さまざまな理由で通院せずに事故から時間が経ってしまうと、事故との因果関係が証明できず、慰謝料を請求できなくなる恐れもあります。

事故に遭ってしまった際は痛みが出ていなくても、病院にいきましょう。

早期に治療することで、数か月の治療で痛みを全く感じなくなるまで回復できたという人もたくさんいらっしゃいます。


通事故被害者のため、情報格差解消の取り組みをしています。

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