アバター2吹き替え版のあるフレーズにモヤモヤした話
アバター2を見た。いつも洋画は字幕版を見るが、時間の都合で吹き替え版を見た。
3時間半くらいあってあれこの映画もしかして長い?とは見ていて思ったけど、のめりこんで見ることができたおかげで体感はもっと短かったし、飽きることなく見れた。本当に素晴らしかったです。
だが、終盤、キリがクオリッチ大佐に強引に体をつかまれるシーンで「気安く触らないでこのヘンタイ!」と言い放つ。それからというもの、「気安く触らないでこのヘンタイって言った?え?気安く触らないでこのヘンタイ・・?」という感じでこのセリフはしばらく私の頭の中をぐるぐるしていた。
いや、いつの時代?こんなセリフ誰が言う?
急にチープな少女漫画感。
まぁ、まだ「気安く触らないで」だけなら分かる。「ヘンタイ」ってなんだよ。別にクオリッチ大佐もヘンタイだから触ったわけじゃないだろ。捕虜にするためだよ。ヘンタイって言葉を入れる必要はなに?
キリは芯があって、でも繊細な14歳の少女で、あのシーンは「どうする?!やばいぞ・・」って緊迫感あるシーンなのに、急にキャラクター・シーンに合わない的外れなセリフが放たれてだいぶがっかりしてしまった。
原作は"Don't touch me, bitch"とかだったのかなぁ…。それでも、「気安く触らないでこのヘンタイ」とは伝わってくるニュアンスがまた違う気がするんだが。
少女漫画の囚われ主人公以外誰が言う?っていう、稚拙な響き(まぁキリは14歳なんだけど)と、
急にヘンタイという新たな角度で罪をクオリッチ大佐になすりつけてしまう安易さを感じてしまった。
ここだけ猛烈に引っかかったなぁ
なんか意図があったんだろうか。
他の人たちはどう感じたんだろうか。