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祭りと焼きもち①

慈子(あいこ)です。

昨日は近所の神社のお祭りでした。
次男を連れて行ってきました。


ちょっと前に書いたこの日記。。

この時、神社のお祭りでの妄想を書きました。

10歳年下八木尾君と夫が鉢合わせして


お互いにヤキモチシチュエーション!!!!


‥実際、二人を鉢合わせさせるというのは
色々めんどくさいのでやめました。


お祭り手伝ってるから来てくださいと八木尾君が言ってくれたので
私と次男で行ったんです。

夫は仕事だろうし、無理して付き合わなくていいから!
と釘を打ってついてこない方向で。


これで楽しくお祭りを過ごせる。


そうおもっていたんです。


それが‥
なんと

この後おかしな展開になろうとは。


お祭りは思いのほか賑わっていました。

でも人混みでも背が高い八木尾君はすぐにわかりました。
真っ白なハッピを着た八木尾君にキュン!


次男と手を繋ぎ
八木尾君の視界の範囲に入り
目があったので声をかけようとしました。


すると
八木尾君の目線がフッと反対に行ってしまいました。

あれ‥目があった気がしたんだけど


もう一度見つめていると
今度は目が合わない。

半径五メートルくらいにいるのに
なぜ!?

ていうか目が泳いでる?

八木尾君のいるスーパーボールすくいに並ぶのを咄嗟にやめ
向かいの輪投げに並びました。

なんとなく声かけにくい‥

すると知り合いにばったり会って
立ち話になりました。
その人は八木尾君と共通の知人でもある。


私がその人と目の前で話していても
知らんぷりしてるんですよ。


えーーーーーーー??


なんなの!?

来て来てって言ったじゃん!!!

なんで無視してんの!?


輪投げを終え
私は八木尾君のところに並びました。

そして「八木尾君」
というと
今気づいたかのような表情で
「ああ!慈子さん」と言いました。


いやいや、ずっとあなたの視界にいたでしょ‥


「予想外に混んでびっくりですよー」
「こんな早くから祭り来てみんな仕事してないんですかねー」など
世間話をして。

一見普通だと思いますよね?

でもすごい違和感があったんです。


八木尾君はハッピの中にアニメのキャラがついたTシャツを着ていて

話してる最中、周りの子どもが
「あ○○だ!」とそのTシャツに反応していました。

そのたびTシャツを見せて「そうだよー」などと
笑顔を見せていたんですが‥


話も適当に終わらせられ
「じゃあ」とそっけなく反対を向いてしまいました。

その態度にもいつもと違う感じがあったんですが

決定的な違和感は


一緒にいた次男に一切話を振らなかったところなんです。


さっきも言ったように
他の子には愛想を振りまいてるくらい
子どもは苦手で無いはず

なのに
私の次男には目も合わせず
こんにちはすら言わなかった。


‥私は実はどこか期待していたんです。


次男に優しく接する八木尾君を。


自分の可愛い息子とお気に入りの若い男の子の
コラボレーションを。


すごくショックでした。

ましてや
なんか冷たいし。


一気にテンションが下がった私。


それにコロナ禍のせいで
イベントを欲している市民がこんな小さなお祭りに群がって
無駄に行列になって
ちっともお祭りも楽しく無いし‥


最悪だ‥


そして露店3つ回るのに2時間近くかかり
境内は狭いので常に変な雰囲気の八木尾君が見える範囲いて
ちょっとストレスもピーク

次男も疲れ切ってしまったので
私は歩いて帰るのはきついなあと思い始めました


八木尾君に会うため夫を置いて来た負い目があったんですが
次男のこともあるので
電話をして迎えに来てもらうことにしました。


もちろん境内の外にね。


夫は疲れた声で電話にでましたが
仕事がちょうど終わったというタイミングだったので
すぐ迎えに来てくれました。


‥ところが家に着くなり
夫の機嫌は最悪だったんです。


最近、仕事が忙しいのはわかってたけど
次男がお祭りから帰ったというタイミングで
そんな態度ないだろうとイラつきました。


私もクタクタだったので

「あのさ、自分ばっかり疲れてると思わないでくれる?
次男もせっかく楽しんできたのにさ」と
つい言ってしまったんです。

八木尾君の件の八つ当たりもあったかも。


すると夫は


「‥どうせ八木尾君に会いにお祭りに行ったんだろ?」


と。



一瞬頭が真っ白になりました。


つづく

☆☆

慈子(あいこ)


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