釈放されたがどうしたらよいかわからない方へ
あなたは今、留置場から釈放され、帰宅し、どうしたらよいのか答えを求めてここにたどり着いたかと思います。
当日中にあなたがすべきことをリストアップします。
また、可能な限りスマホの録音機能を利用して録音を残すことをお勧めします。
冷静でいるつもりであっても、確実にあなたは動揺しています。
後で聞き返せるようにしておけるようにすることが大切ではないでしょうか。
1.保険会社に電話をしましょう
金銭で解決、というのは抵抗を感じるかもしれません。
しかし、必ず必要なプロセスです。
また、保険会社は場数を踏んでいるプロでノウハウの蓄積があります。
保険会社の助言は、弁護士の助言と同等に重要です。
2.顧問弁護士はいますか?
・顧問弁護士、いわゆる私選弁護人を常時雇っている方は今すぐに顧問弁護士に連絡を入れてください。
・金銭に余裕があると思う方は、ここで私選弁護人を雇うために最寄りの弁護士事務所に電話を入れましょう。
・金銭に余裕がなく、私選弁護人を雇えないと思う方は、最寄りの弁護士会事務局に電話を入れ、無料の交通事故の相談会が実施されているか確認をしましょう。留意して頂きたいのは、市区町村の弁護士会事務局では弁護士の紹介を行っていないという点です。
3.ご本人又はご家族に1回目の電話を
今は個人情報の扱いが厳しいですが、保険会社や警察等に相談し、本人又は家族の電話番号を入手しましょう。
そして、まずはお詫びの趣旨のご連絡を。
罵声を受ける、門前払いを受ける覚悟を持って、です。
しかし、できればこのプロセスは保険会社と弁護士と事前に相談や打ち合わせの後に行うのがよいかと思います。
事前に状況を把握し、相手方の様子や情報を集めておくと冷静さを増やすことができるでしょう。
以上が、私の経験と反省を踏まえたリストです。
あなたは今、絶望と不安のピークのど真ん中にいると思います。
色々な感情、記憶が溢れかえってきて思考することがままならない状況かと思います。
最大のハードルは本人又はご家族に電話を入れる時ではないでしょうか。
振り返るに、私はこの時が絶望のピークであり、電話を切ると同時にピークアウトを迎えました。
この記事があなたを導き、勇気を与える結果となれば、それは私にも生きる勇気が与えられる事となるでしょう。