玉ノ井バラバラ殺人事件
-経緯-
昭和7年3月7日午前9時30分頃、東京市南葛飾郡寺島町玉ノ井(現東京都墨田区墨田)の通称‘お歯黒ドブ‘と呼ばれる売春街の下水溝にハトロン紙に包まれた男の胸部が浮いているのを近所の人が発見した。
通報を受けた寺島警察署玉ノ井巡査派出所の警察官が現場に駆けつけると更に別のハトロン紙が浮いているのを発見。包を開けるとノコギリで切った跡がある男の生首が出てきた。
お歯黒ドブは東武伊勢崎線の玉ノ井駅(現東向島駅)から北に向かって200メートル程先にある売春街で、街全体が迷