私の趣味について

私の趣味を一言で表すとすれば、
「自分の中でワクワクする要素をどんどん増やしていくこと」
ではないかと思います。

ワクワクするというのは、本来は全く自由な事です。
お金も場所も特段必要としません。
いつでもどこでもできるものです。

小学生の頃、私が大好きだった遊びの一つに、
「近所を自転車で探検する」ことがありました。

近くはよく通るのに、あまり立ち入ったことがない場所などを
友達と見つけてそこまで自転車で行って散策する、
という他愛もない遊びでしたが、
物凄く心が躍っていたものです。

そして現在は、私の趣味の一つに、
「行ったことがないバーやカフェに一人でふらりと入ってみる」
という事があります。
これも考えてみれば、子供の頃のときめきをまた味わいたい衝動の現れでしょう。

小学校時代にしろ、今にしろ私が求めているワクワクというのは、
「新しい世界に通じる隠れたドア探し」
なのだと思います。

小学校の頃は、一見雑木林かと思いきや中を進んでいくと、大きな池があってそこに小魚が泳いでいるのを発見できたり、             大人になってからは、ふらりと立ち寄ったバーで隣にいたお客やマスターと
思いの他話があって、そこから新しい付き合いが生まれたりと、

ちょっと違う事をやってみることで、今までとは違う世界を垣間見せてくれる、そんな小さな冒険への憧れがあるのでしょう。

そして、小さな冒険というのは、日常の中にいくらでも転がっていて、
意外と今までの自分が嫌だと思っていたことの中に素晴らしい世界が
待っていた。
そんなこともあるのではないかと思っています。

ところで、小さな冒険を行う上で、なによりも大事な事とは、
「それがあると思って探してみること」
ではないかと思います。

例えば、何か探し物をしているとき、
その探している物が、「絶対にこの辺りにあるはず」と思って探すのと、
「多分ないかもしれない」と思って探すのとでは、
その発見率には大きな差があるでしょう。

「人は注意を向けたものにエネルギーを注ぐ」という事を
私は人間行動の大原則として捉えていますが、

目に見えていても、「ないかもしれない」という思いであれば、
「ない」ということにエネルギーが向いてしまうので、
見るという行為が薄れてしまうのです。

この理屈を踏まえたうえで、小さな冒険探しをするうえでは、

「どんな事でも、必ずワクワクにつながるドアが潜んでいる。」

という信念をもって日常を送っていれば、
それだけ、ワクワク、小さな冒険への感度が高まり
それに遭遇できる確率が飛躍的に上がるでしょう。

そうすれば今まで単純に嫌だと思っていた事柄の中にも
ワクワクにつながるドアを発見できるはずです。

実際に私自身、これまで様々な「一見嫌なこと」の中に、        新たな世界を発見できました。

これからもどんどん、ワクワクのドアを見つけて行きたいと思います。

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