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ベルギーの家庭で過ごす大晦日と正月【ベルギー日記n°36】


大晦日もクリスマス同様、家族が集まって夕方からダラダラ食べた。クリスマスに比べると料理が少なく、サンタも登場しないので少し小ぢんまりしてたかな。

クリスマス同様、いつもより綺麗にテーブルをセッティング。そして前菜からスタート。

料理名はわからない。ミニキッシュ?小さいパイ生地の中にペースト状の何かが入っている。1つはチーズ、1つはかぼちゃ、1つはツナかな?あくまで予想。

ほうれん草のキッシュ。

鳥肉の餃子(スーパーの冷凍餃子)。冷凍餃子が売ってるのは知ってたけど、今回初めて買った。海外の餃子だから微妙なんだろうなぁ、とあまり期待していなかったけど、日本で食べるのと変わらず、美味しかった。
餃子は私がいるから買ったのであって、ベルギーの大晦日料理ではない。

牡蠣。もはや前菜ではなくメインか?

ノンアルコール白ワインも飲んだ。普通のワインに近い味で美味しかった。
一人で1本飲んだ。ノンアルコールでよかった。

前菜のあとはしばしの休憩が入り、各々自由にしだす。お父さんは、午前中に修理をした妹の家のドアを見に行くといって出かけて行った。何も今行かなくても。

私はメインの準備をする。
メインはなんと

蕎麦と天ぷら。
天ぷらは、マッシュルーム、ブロッコリー、人参と玉ねぎのかき揚げ。マッシュルームの天ぷら初めて作って食べたけど美味しかった。
麺つゆが無かったので、醤油と砂糖と日本から持ってきた粉末ダシでそれっぽいものを作った。なかなかうまくできた。

予想はしてたけど、蕎麦と天ぷら、夫の両親にウケなかった。まあ不味くはなく食べられるけど、箸は進まない感じだった。今までこの家庭の食事で、蕎麦みたいなさっぱりメニューに遭遇した記憶がないし、野菜もそんなに好きではなさそうだから、果たして蕎麦と天ぷらでいいのかなぁと思っていたら、案の定。お母さんは蕎麦を一口も食べて無かったし。。。
ちなみに蕎麦と天ぷらは私ではなく、夫のアイデアだ。

そして、蕎麦のあとはゆっくりすることもせず、早く寝たかった夫が早々にデザートの準備を始める。

締めくくりのデザート。

チョコとクリームのプチシューとマカロン、コーヒーっぽい味のケーキ。美味しかった。

日付けが変わるのを待って、みんなで「bonne année〜!!(フランス語の明けましておめでとう的な言葉)」と言いながら、乾杯をし、新年を迎えた喜びを家族で分かち合う、なんてことはせず、日付が変わる前にみんな部屋に戻って寝た。

日付が変わる数分前から外では花火があがってた。イベントとかやってる所もあったのかも。

そして翌日の1月1日。朝起きて、「bonne année」はいうものの、それぞれが起きて、食べて、ダラっとして終わる。ただの普通の休日。日本のような正月っぽさは無し。ベルギーの家庭では、クリスマスと大晦日の方が特別な日なのかな。

そういえば日本にいるときに、クリスマスには蛙を食べると夫が言っていて、楽しみにしていたけど、今回のクリスマスには食べず。大晦日に持ち越されるかと密かに期待をしていたけど大晦日にも食べずで残念。
来年のクリスマスには蛙料理、見られるかな。
そう、出されても私は見るだけで食べるつもりはない。

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