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本から学ぶ、働き方に対する価値観の気づきや変化

【パンとスープとネコ日和】
これは群ようこさんの小説です。
主人公は、商店街の中にあるスープとパンのお店の店主”アキコ”。
そのお店で働くアルバイトの”しまちゃん”。
アキコのお店を気にしてくれる、喫茶店の”ママ”。
そして、ネコの”たろ”
アキコを取り巻く人と猫の日常風景を描いた小説です。

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【最近、働くことについてもやっとしている】

これまで私は目まぐるしく働いていました。
まちづくりのNPOで働いていた時は、ひたすら考え続け地域の人たちとの関係づくりに奔走、それに伴う事務作業等。
レストランで働いていた時は、忙しい時間帯をいかに効率よく回せるかを考え「よく働いたなぁ」と思って帰路につく。
そんな毎日。

つまり簡単にいうと、私の働くという価値観は

働く=汗水流す/走り続けなければいけない

(結構真面目なんだな私…と言うか凝り固まった思考してんなぁ)

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私は現在、小さなカフェで働いており、店主と2人
(正確に言えば、シフト上かぶらないパートさんがもう1人)。

アキコのお店と私が働いているお店はなんだか似ている。

少ない席数のお客さんを店主とバイトが2人でお店を回す。
雰囲気も穏やかでゆっくり時間が流れるようなところも似ている。
急いで注文取りに行くことも、かしこまった接客も在りません。
格好も自由(ある程度の節度は在ります)

だけど、古くさーい価値観の私にとっては物足りません。
仕事が日常の延長のような、友達に会いに行くぐらいの感覚で働いている気がして、
”これでいいのかな”
”働くってこうゆうのじゃないよな”
という葛藤で”もやっ”としていました。

【働く=多様な捉え方・働き方があっていい】

アキコとしまちゃんの、のんびりとしたお店の日常と和やかなやり取りを読んでいると、今の働き方はなかなか素敵なんじゃないか、と思えます。
こちらものんびり、お客さんものんびりしてもらえたらそれでいい、そんな風に思いました。
(このあたりの気づきをしっくりくる言葉にできないのが歯がゆい)

1番大事なのは、”自分がどうありたいか?”なんだと最近は思います。

私は常に”人に何かを与える人で在りたい”と思っています。
知識だけではなく、笑顔だったり元気だったり、学びだったり。

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笑顔でいるには時間と心の余裕が大事。
だから、今の職場で余裕を持って働けることの素晴らしさ、お客さんと店主とのんびり笑顔で仕事ができるありがたさに気づけます。

本からの気づきって本当に深い!

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