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♯172 和田投手引退!
ソフトバンクの和田毅投手(43)が引退を表明しました。
1999年島根県の名門浜田高校から
早稲田大学野球部に入部してきた和田は
甲子園には出場していたものの
それほど期待はされていませんでした。
身体は華奢だしボールの力もそれほどないし
まあ特に特長のない普通の投手と言った感じ。
1年後輩が鳥谷、青木の学年でその時のエースだった
清水の方がむしろ即戦力の投手という感じでした。
しかしながら時の野村監督と出会い
また周りが止めるまでやめない厳しい練習を重ねて
すぐに頭角を現し結果江川投手の奪三振記録を上回る
六大学記録を打ち立てその記録は今でも残っています。
その後当時の自由枠で福岡ダイエーホークスに入団し
どうして福岡に行ったのか疑問ではありましたが
その裏には王さんの存在が大きかったように思います。
とにかく大学時代の和田の投球を見ていても
何故打てないのか本当に疑問で
スピードは140キロがやっとというのに
バッタバッタと三振の山を築いて行く。
良く言われた事に“球の出どこが分かりにくい”との事で
捉えどころのない投球フォームに打者も戸惑っており
その中でもコントロールは抜群に良かったですね。
でその投球術はプロに入っても実証され現役投手の間でも
トータルの奪三振数は岸、涌井に次いで3位の座を占めています。
確か先日“来シーズンも現役を続ける”という主旨の発表が
あったような気がして今回の電撃引退には少々驚きました。
彼はグラウンドの外でも色々な寄付やチャリティーイベントを行い
野球人としてではなく人としても尊敬できる存在。
数多の野球選手が泡の如く消え去って行く世界で
彼は間違いなくその野球史に足跡を残しました。
そして人生これからが本番ですから
ここから確実な一歩を踏み出して欲しいと思います、、