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♯88 浪速の自民党!

大阪の自民党に激震が走っています。

まあ“予想された事だよね”と言えばその通りなんですけど
とうとう浪速の地は江戸幕府の直轄地になってしまい
豊臣方は滅ぼされ徳川方の“天領”と化してしまいました。

その一環として各支部のうち
自民党中央の司令により6地区の支部長が解任される。
自民党の場合大阪府内の各選挙区ごとに支部を設けていて
大半はその選挙区から出ている議員が支部長を務めています。

ところが先の総選挙で
自民党はすべての選挙区において議席を失い
比例復活した人を除いて
現職議員の支部長はいなくなってしまいました。

よって自民党中央の執行部はその状況を調査分析し
その任に無いと判断した支部長を解任したのです。
それはつまり次の選挙に出ても通らないだろうという太鼓判!

で穴の空いたところは公募で埋めるという作戦ながら
今の大阪の自民党が公募をして
それに応じる人はいるでしょうか?

確かに人心を一新すると言う事で“見え方を劇的に変える”
という手法は一つの考え方ではありますが
元々大阪の自民が失速したのは中央政府の失政のとばっちり。
即ち江戸幕府の相次ぐチョンボが浪速に波及して来た構図です。

前回維新にKOされた自民の議員は次を目指して臥薪嘗胆。
また一から地元を回って票の掘り起こしを行い
実際それなりの資質を備えた候補者もおります。

ただそれらの地道な活動を一切無視して
一刀両断と言うのはどうなんでしょう?
第一ここで公募していきなり候補者を立てても
余程の著名人でも無い限り組織も知名度もありません。

しかも相手は維新。

更にはこれを仕切っているのが茂木さんと言う事で
大阪という土壌から考えると益々票を減らす事になるでしょう。
つまり辛うじて維新に肉薄し惜敗した議員までも
不人気の幹事長により更に差をつけられてしまうリスクがあります。

ここは倉田元池田市長をトップに据えて
組織を再構築するのがベストシナリオ。
栃木の方に乗り込んで来られても大阪の事情は分かりません。

地方分権の道に逆行し全体主義を彷彿させる自由民主党です、、

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