濱田英明氏の個展に感動。私の感じたこと
濱田英明氏の個展に行ってきました。
ひとことで言うと「感銘を受けた」になるのだけれど、もう少し掘り下げて、忘れないうちに言語化してみたい。
(まだ会期は残っているし、もしかしたら巡回展もあるかもしれないので、展示の仕掛けは秘密にしておく。ネタバレなしだけど、情報を1mmも入れたくない人はそっ閉じしてください)
展示を見て感じたこと、それは「世界はこんなにも美しいのか」ということ。
懐かしい、そして切ない。儚い。優しい。なぜか泣きそう。
そして、世界がこんなにも美しいとは、という衝撃。
なんでこんなに美しいんだろう?
色合いか?構図なのか?どちらもそうなのだけど、それだけじゃない。
同じ世界のはずなのに、濱田氏はこんなにも美しく見ているんだ…
その「視座」に感動していたんだと思う。
できることなら、作品の前でずっと立ち止まっていたい。
感動しながら、心が静かになるような、瞑想しているような、不思議な感覚だった。
私もこんな視点で世界を見たい。
…と、そんな感想を夫に話してみた。
それに対しての夫の発言が印象的だったので、合わせてメモ。
(ちなみに夫は展示を見ていません)
「いつも見ている世界が違って見えたり、美しく見えるようになる、その視点を与えることが写真家の表現だし、『いい表現』だよね」(意訳)
なるほどな、と。
そう考えると、自分もフォトグラファーの端くれとして、なにかできていることもあるのかもしれない。
今後のお仕事にも、人生にも、大きな影響を与えていただいた展示でした。
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