スクールカウンセラー
小学校からもらうプリントで
毎月スクールカウンセラーのお知らせがある
まったく興味がなかったので
タイトルを見ただけで処分していた。
息子が学校の授業や出来事で
少し躓いているのを感じた時
はじめてそのプリントに目がとまった
緊張しながら申込み
当日は何も話す準備もせず
まずは行ってみることにした
案内されたのは和室で、まず小学校に
こんな部屋があったんだ!と驚いた。
「カウンセリングは初めてなんです」
まずはこの一言から伝えようと
開口一番に言った。
カウンセラー: そうでしたか〜
表情からは
「続けてどうぞ」
といった感じに見えたので
私: 息子のことで何か分かることが
あればと思って…
カウンセラー: そうでしたか〜
その後も同じ表情と同じ相づちが続く…
なんなんだ!
次はそっちが話す番なんじゃないの?
と心の中で思いつつ
和やかな雰囲気を壊したくない思いで
結局1時間近く、ほぼ一方的に話した。
それではそろそろ時間ですね
また気軽に来てください
と言われて終わってしまった。
この1時間に何の意味があったのか。
気合いを入れて申し込んだのに。
なんだか悔しくて
次の月も申し込んだ。
発達障害のクリニックや
ADHDや自閉症の記事をネットで読んで
少し知識をつけて、
いざ2回目のカウンセリングへ
またしても穏やかな表情で
こんにちは
と、あいさつからスタート。
そして間が空く…
しょうがなく、またこちらから話した。
今日までにいろいろ調べてみたんですが
息子はこんな特性に近いかも。
でもこうだったり…
うっかり前回と同様に
一方的に話し続けてしまった。
カウンセラー: たくさん調べられたんですね
こう言われて はっとした。
前回は知識がなく、現状をツラツラ話していた自分がいて
今回は調べて分かったことを話してる
これがカウンセリングなのかも。
知り合いが雑談のなかで
二流のカウンセラーは
最初にアドバイスをしてくるけど
一流のカウンセラーは
たくさん話を聞いてる
それで相手を充分に知ってから
アドバイスしてくるものだよ
と教えてくれた。
私は一流のカウンセラーに出会えたのかな
と思った。