戦争は女が考え男が起こす、のかもしれない…
戦争は女の顔をしていない、なんて言うかもしれませんが多分それは戦場の話なのではないかな、とか思ったりもします。
実際の戦争となると、女の人の陰がない事もないし場合によっては女帝による戦争なんてのも太古にはあるのですしね。
また女性を巡っての戦争も男をけしかけている側面がないとは言い切れないし、もしそれを突き詰めていったらどうなるのであろうか?
なんて考えると、戦争を考えるのは女性、起こすのは男性って見方もあって良いのかねえ?と思うのですね。
ただそうなるとそれは動物の頃、本能の面でも影響してるのであろうか?なんて事も有ったりします次第。
ロシアでは男性より女性の方が強い国家、指導者を求めていた、とか
ナショナル・ジオグラフィックTV等でアウトロージャーナリストのレポートって番組でロシアをレポートしていたりしたのがありまして、それを見るとたしかに男性はプーチンに強く惹かれている人がいると言う反面、女性は強い指導力と力をもった男性を理想としてきている、みたいな話もちらっと出てたりしていました。
その後のいろんなレポートや記事を読んでいると2000年代におけるロシアはソ連崩壊からの弱体化、貧困などから強い国家への憧れや男性を中心とした国家再建による強さと誇りを求める風潮が強いなどあったそうですね。
反面、女性はそういう男性を求める人が少なくなかったとか。
もちろん、プーチンに問題が無い訳ではないし、いろいろと世情の不安等もありましたけど、プーチンのマッチョイズムは「強い国家」「力強いリーダー」「頼れる男性像」を演出して行く方向で権力基盤の強化的に動くのだそうで。
それは、国の中で反政権、批判勢力としての女性が増えること(原潜事故等で)自身の基盤を危うくすること、またテレビなどのメディアでのプーチンの情けない姿が出ることでのマイナスに対する防衛策と言う事ではあるそうでして、強いプーチンを演出し支持を増やしていく事にしたんだそうですね。
その結果、ロシアではプーチン=強い国の象徴となっての支配権みたいな感じなのだそうですが、その基盤は強く守ってもらう事が可能な存在としての指導者って意味合いが強くなってるなんて話もあるそうです。
そうなると、護るべき者ウラジミール・プーチンはロシア国民の権利と生命や財産を守らないといけない。
クリミアの件も含めてロシアの強大かつ尊大に見える行動も、自身の支配権の維持の為の女性人気の維持、またそのマッチョイズムによる強国ロシアの復活の基礎となる強いロシア男性を多く生み出す事になっていったみたいな面はあるとかなんとか。
つまり、現状のロシアの流れは女性が求める理想の男性像とその理想の男性の行動に答えた面がある、とも言えなくもないのではないか?なんて疑問を感じるのですね。
それは偉大な総統戦術とも言える様な気がする
アドルフ・ヒトラーは貧相な小男と悪口をいわれるくらいには身長は低かったそうでして、理想のアーリア人では無い見た目とも言えるのですが、ミュンヘン一揆を指揮したり獄中での人気や有名人の面会等から、いつしか強い男の指導者として喧伝が始まるのですね。
ヒトラー率いる国家社会主義労働党後のナチスは、選挙での勝利のために様々なイメージ戦術を用いたそうでして、その中にはヒトラーのブロマイドなんてのがありました。
ヒトラーが、ドイツの民族服(半ズボンのあれ)を来てポーズをとった写真を販売したんですね。
主に若い女性をターゲットとして強いアーリア人、ドイツの復活をイメージさせるモノを多数売ったそうです。
ヒトラーも高めの声といわれていましたが演説術を磨く中で、低めの声や大衆を鼓舞する所作、仕草や言葉の選択をしていく。
これにより、若い女性をメインにした人気取りを行いその人気をもって政治活動などをする上で次は強きアーリア人男性のイメージを作っていき、多くの男性が女性にモテるため(大凡そういう事らしい)に、ユーゲント等に入っていく、また健全なドイツ人男女を育てる為のキャンプなんてのも行い、その中での総統崇拝を強め、特に女性に対してヒトラーを理想とする姿勢を強めて行くことで男性達の強いドイツ、第三帝国への献身なんてもんを育てていったなんて事はあるとか。
この状況が続く中で戦勝国のフランスによる過度な賠償金政策やそれに乗じた一部ユダヤ人商人の横暴なんてのが積み重なっていたドイツ国民の間ではそれらを討ち滅ぼす総統!と言う幻想が女性の中で強くなったなんてのはあるとか。
もともとオカルト傾向の強いナチスドイツでは、特別な女性が持つエネルギーがヴリルを強化するなどの性魔術を行ったりしてたなんて話もあるくらいで(実際そうらしい)女性をある意味では重視してるのですよね。
これには女性魔術師というか、オカルティストも結構関わっている事から女性の力や望み、またそれを實現するための思う力なんてのを利用していたなんて言う話も出てくるくらいには、女性が望む行動をとると言う流れが多かったなんてことも。
実際、ヒトラーもエヴァと言う女性を神聖視していたなんて事をいわれる場合もありますし(まあ、アドルフに告ぐではある意味シャアみたいな感じだけどw)、女性が望む形での社会や行動てのを権力を維持する手段として利用したのは否めない、と言う事だそうで。
ヒトラー自身が世界支配を望んだかどうかを抜きにしても、強い男性、強い国家を望んだドイツ人女性による最終的には戦争への道を開く要素と言うのは否定できない面はある、と言うものの強い男性や祖国を望む女性が戦いに打ち勝つ、と言う男性の即物的な強さを求める面はあったのだよなあ、と言うのはあるのですね。
また、それに対して男がそれに答える、その通りにしないと持てない良い女性と巡り会えないと言う思いが強くなればなるほど、戦争への道は近くなる例なんじゃないかな、と思うのです。
太古より……
今だとポリコレやらフェミニズムに引っかかりそうですけど「原始女性は太陽だった」なんて言葉がありまして。
続く文章は「今、女性は月である」だったはずなんですけれども女性が主体となって輝いていた時代が過去にはあったと言う前提ですよね。
まあ、日本では卑弥呼なんてのもありますし、割と女君主というか御館様的な女性の話はありますし、また中国でも女帝の話は結構あります。
その女性が太陽だった時代には戦乱がなかったのか?ってなるとやはり支配権を巡っての戦は多かったし、また女帝を我がモノとする為の戦もある訳ですよね。
クレオパトラを巡る戦いなんてのもその一例だし、見目麗しい女性を巡っての戦いなんてのもそう。
多くは、男性がそれを求めて戦をする事に主眼がおかれて語られるのですけれど、発端には女性による要求や希望、また女帝側が選ぶ男の基準等からの戦の発生なんてのもあるのですから、望むと望まざるとに関わらず女性は戦の発端たりうるのが人類の初期条件だと言うのはあると言って良いでしょうね。
これは繁殖の為の本能なのかもしれないと考えると、戦争は即ち最初は繁殖のための相手を選ぶ戦いだった、と。
女性即ちメスにしてみれば男性即ちオスは強い遺伝子を持っていてもらわないと困る訳で、それを男性も誇示しないといけない。
動物では戦う場合もある訳ですけれど、肉食系では割と一回か二回ほどで決着が着く場合がおおいそうで。
実力の差が大きいと、お互い鉾を収める反面、拮抗したら血みどろになる時もあるという感じ。
ところが鳩や草食動物ではそういう戦闘(狩猟)の能力というのが無いのでどちらかが死ぬまでの戦いが多いとか言うのですよね。
平和的な草食動物の方がこと繁殖や縄張りという面では肉食動物より苛烈な戦いをするのは数で勝負ってのもあるでしょうし、肉食系よりもがっつかないと、数多くの遺伝子を残せない事が理由なんて話もあったりしましたがその真偽なんてまだまだ不明です。
ただ、人類だって所詮は動物からでてきてる成り上がり霊長類ですからね。
本能の部分、強い男を求める女の本能ってのは動物の要素を未だ持っている以上、変わらないのはあるわけです。
その本能の部分を文明で覆っているだけで裏ではその本能が、相手を得よ、力を得よと男女共に常に咆哮を上げているとしたらそれを抑える術はなんだろうね、と言う事になるんですよね。
人類は文明により、ディスプレイができない!?
裸の猿、毛のない動物(ハゲと言う事ではなく)の人類は異性に対してアピールする手段、繁殖期の誇示、示威行動即ちディスプレイができない状態となってると言う説があって、それ故に服を来たとか家を作るなんて話もあります。
家に関しては鳥や魚なんかにも先に巣を作りメスを誘う種類も居ますから、人間独特の求愛方法と言えない訳ですし、近現代では庶民は家を買うのも苦労する。
古今東西を問わずに身分の差、貧富の差ができると女性は資産がある方が良いとなる(そりゃ楽な暮らしができるから)し、男性をより資産を得る努力をする。
土地であったり金であったり、力であったりの資産、また見た目による優位、なんてのを求める反面、実は知性ってのは戦後ずっと低く見られていた感じがしますよね。
例えば70年代のアメリカン青春ドラマや映画でも勉強ができる人より、スポーツのできる人、日本だってスポーツマンが人気なんて頃がありましたし。
ただ、それはスポーツが簡単にカネになる、有名になり良い暮らしができる戦後の復興期の流れもあったしどんなに勉強ができたもそれが直ぐに資産につながることがないと言う面が、即物的にはあったからですね。
ただ、スポーツができる男性はより攻撃的になり、自身の権威や権力、立ち位置を喪わないようにするするのですけど、それは同時に女性がそういう男性を求める時代でもあったから、と言うのはあります。
実際、第二次世界大戦が終わっても中東は火種いっぱい、アジア圏は共産主義革命のテロや内戦、日本ですら赤軍ゲリラによるテロ、爆弾テロがあった時代です。
チカラや暴力、武力による世界の簒奪に懲りたはずが冷戦下での小さな紛争があれば、やはりマッチョイズム、男性に強さや敵を倒すチカラを求めるのは必然の時代と言うのはあったな、と思う状態です。
そうなると、じゃあ結果的にはソ連が崩壊しようが冷戦が終了しようが安定できるもんは何もございません。
動物の本能、雄と雌の本能を文明や知識なんかで覆い隠してはいるものの、現実には太古から続く「戦って勝ち取る」「弱いものを切り捨てる」と言う事をしないといけないし、寄り強い存在に対して蹴落とす手段を常に考えている。
形は違えど、常に戦争というか争いの中でしか行きられない中で平和や共存、平等なんてのを唱えたっていつ自分たちが脅かされるかわからない。
足元には常に地獄の業火が燃えていて薄皮一枚の文明社会ってなると、もう女性だって強さによって自身を護る存在を得るしかないのが現代って事かもしれないな、と。
現実問題、フェミニズムの人が一部で先鋭化している事や、男性の権利や立場を弱くする(クソオス呼ばわりする人もいるし劣等生物扱いの人もいる)というのは自身が戦いに巻き込まれない様にするための自衛策なんじゃないのかな、と思うと世の中の見方も変わってきたりしますよね。
理解のある彼君ほど戦争するかもしれない。
女性に対して望む通りの理解をしめす彼君の事らしいですが、理解のある彼君は女性の要望、要求に対して100%の理解と行動をします。
つまり、その女性の要求がなんであれ聞くロボットと言ってもいいかもしれませんが反面、その女性のためにまたはその女性以外に対しても理解がある彼君だったら、それは最終的にどうなるであろうな?なんて考えます。
たしか上野千鶴子先生は、敵国の方にいい男がいる、となれば女性はそっちに乗り換えればいい!なんて言ったそうですが、敵国は相手国を滅ぼすとした場合には、まず理解のある彼君は彼女さんを護るために動くのではないでしょうかね?
敵が攻めてこなくても、こちらがわを憎悪しているとなると恐らくは事前に彼女さんの恐怖を打ち払って!と言う事で動くかもしれない。
ありえないだろ、なんて思うかもしれませんが80年代のSFショート等にはこの手の理解ある彼君な感じのアンドロイドや理想的な彼女のガイノイドなんてのが出てくる話は結構あったんですが、この手の話では理解ある彼君ロボも理想の彼女ロボも、戦争につながる結末に行く話なんかもありました。
理解ある彼君ロボは、女性オーナーの恐怖を打ち払うために他者を攻撃しますし、理想の彼女ロボは男性の持つ奪われたら困るに対して強くあってを願い諍いを呼ぶとかね。
そういう面では昔のSFショートを書いている人は有名無名問わず人の知性の下に獣の野生が残ってると言う事を理解していたのかもしれませんね、と言う感じがしますし、そういう目線で見るとですね。
もしかしたらプーチンは理想の彼君ロボが暴走しているのかもしれない、なんて感じがしてる次第です。
古典SFも読んで見ると今を感じる時あるかもしれない説、ということで見てみてね!