永遠の誓い

僕は君を探そう 



生まれて　出逢えると信じて 



破滅的な僕を　愛しみ 



僕に灯りを与え 



君と僕の烙印を背負って 



ふたりで歩いた 






君は　はじめから 



そうするつもりだったんだ 



ひとりで　絶望を授受して 



僕を解放したんだ 



自分を差し出し 



君の極まった愛 





もしも 



この世に祈るものがあるのなら 



僕に贖罪を 



彼女に穏やかな安らぎを 



僕を引き裂いて 









君と笑いたかった 



君と海へ行きたかった 



君と手をつなぎたかった 



君と歩きたかった 



ずっと　ずっと　歩きたかった 







ささやかな　日常も許してもらえない 



祝福もされない恋だった 



世を恨んだ僕を　宥めてくれた 



自虐的な僕を　許してくれた 



あきらめた僕を　励ましてくれた 



凍えた僕を　包んでくれた 



こんな僕を　愛してくれた 



ただ　ただ　美しく　僕をみたしてゆく 







なのに　彼女を　僕は 






空が泣いているとき 



いつから　終わる恋だと思ったの 



彼女が静かに言った 



僕は　硬直してうごけない 



静かな霧のような雨が　僕をかき消した 






君が流した涙の軌跡をたどり 



君の悲しみの痛みを感じながら 



どんなに叫んでも

どんなに手を伸ばしても 





届かない君に 







あの時　伝えることができなかった言葉 



今　君に届けよう 





永遠を誓う夜　この闇を光にかえよう 



永遠を誓う夜　この痛みを愛に変えよう 



いつもつらい想いばかりさせて 



僕の一生をかけて　君を抱きしめたい 












愛する故　僕に冷たく 



僕に憎まれるように 



僕に悲しみを残さぬように 



僕への精一杯の愛のために 



僕は　彼女の偽りの憎しみを知った 













彼女の手紙 




心がふるえ　身を切り裂きたかった 



愚かな自分を　嘆いて　潰したかった　 



涙しかささげることができない　僕を 












私は　ゆるされない　愛を選んだ 



私は　悲しい　愛を選んだ 



私は　彼を　信じてあげたい 



私は　彼を　満たしてあげたい 



彼に悲しみが訪れないように 



憎しみを背負う 



生まれて　はじめて　愛した人 



私のささやかな願い　陽のあたる道を 



彼と歩きたかった 












僕のすべてを　つぶしていいから 



彼女をかえしてくれ　かえして 



僕の感情を　すべてつぶしていいから 



彼女をかえしてくれ　かえして 











僕は彼女の　涙の軌跡を　歩いている 










だから　僕に冷たくしたんだね 



僕に憎まれるように 



僕に悲しみを残さぬように 



だから　僕はうたう 







永遠を誓う夜　この闇を光にかえよう 



永遠を誓う夜　この痛みを愛に変えよう 



いつもつらい想いばかりさせて 



僕の一生をかけて　君を抱きしめたい 














僕の声が聞こえている 



遠いから　聞こえないよね 



ごめん　やっぱり 



君なしでは　生きてはいけない 



せっかく　もらったけど

大事にしたかったけど 



僕の大事にしたかったのは 



君だから 



今からゆくね 



それが　僕の選んだ愛 












それが　僕の永遠の誓い 












いっしょに　陽のあたる道を歩こう 



















愛している 
































#君に還るまで
#恋愛詩