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結んだ手のひら




永遠が君の傍を横切って 





見放しても 





例え悲しみ深く 





君をひとりにしても 





結んだ手のひらの 





ぬくもりを忘れないから 





見上げていける 





これからも 










ひさしぶり 元気だった 





あの時と 同じ声 





何もかわらなかったように 





手のひらの中に あふれている 





まだここにあった 愛するつよさに 





悲しみをこぼした 手のひらだったけど 





今こうして やさしさにふるえている 





息をきらせた あなたの声 





なつかしい あたたかいぬくもり 





抱きしめられた涙 





ずっと ずっと 待っていたこと 





ずっと ずっと 大切にしていたこと 





あなたの腕に抱きしめられて 気づいた 










「ひとりじゃないよな」 





応えるかわりに 深く彼の腕のなかで涙した 





「手をつないで・・・」小さな声で言った 





いつまでもかわらない 彼の笑顔が手を差しのべた 





かわらない ぬくもり 





手のひらを 結んだ 












永遠が君の傍を横切って 





見放しても 





例え悲しみ深く 





君をひとりにしても 





結んだ手のひらの 





ぬくもりを忘れないから 





見上げていける 





これからも 










ずっと ずっと いっしょに 










「ねぇ かわらないものってあると思う?」 





「あるよ ここに」 





「何?どこに?」 





「愛しているよ」 彼の穏やかな声 





彼の愛しい言葉 私の愛したひと 





ずっと ずっと 忘れない 





あなたの手のひらを結んだから 
















#君に還るまで  
#恋愛詩  
#心声  

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