#2020年に私は何をしているんだろう
今日、7年前の日記を読んだ。ちょっと泣いてしまった。
2013年9月8日。東京オリンピック誘致が決定した日。7年後の私は何をしているのだろう。そう書いてあった。
7年前の私はというと、鬱になり、大学を休学し、本当の自分とそれまでただの優等生として生きていた自分の乖離に真正面から向き合わざるを得なくなって、うまく声にはできない声をノートに書き殴った。
スポーツ関係の勉強をしていたのに、東京オリンピックが決まったことも全く嬉しくなかったのを覚えている。
その後、なんとか復学し、新卒ロンダリングかつ学歴だけで就職できた会社に入って、なんとなくの社会人としての地位を手に入れ、今や典型的な中間管理職だ。
あれから7年後、心から喜べなくとも普通にあると思っていたオリンピックもコロナでできなくなって、あの時死ぬように生きていた私は、7年前より自分でも驚くほどこの世界で呼吸しやすくなっていて、少しでも長く生きていたいと思っている。ほんと笑える。
ほぼ100%周りに恵まれていたおかげだと言えるけれど、たまには少しは私もなんだかんだ頑張ったよね、と言ってあげたい。
そして、底の見えぬ絶望を生きていた時代に支えてくれた人たちに手紙を書きたくなった。
現実はどんな小説や物語よりも予測不能で、だからこそ生きることはしんどくて面白いのかもしれないし、また7年後私は何をしているのだろう。未来はわからないけれど、私は私を生きていたい。
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