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【 太陽の養育 】 児童養護施設で命を支える支援とは
この豊かな日本で、子どもが命を失っている現実があります。
もう一度言います。子どもが亡くなるのです。
これは、元児童養護施設職員のふなちゃんがSNSに投稿した言葉です。
児童養護施設の子どもたちを見つめ続けてきた彼女だからこそ、この現実への切実な想いが伝わります。
この問題は誰にとっても無関係ではありません。
児童養護施設 聖母愛児園の「太陽の養育」
先日、私はふなちゃんとともに、横浜の児童養護施設聖母愛児園を訪問しました。
この施設では、「太陽の養育」と呼ばれる支援アプローチを中心に、子どもたちに寄り添った支援を行っています。
もともと聖母愛児園では、管理的で指示的な「北風の養育」を行っていましたが、施設内での多くの試行錯誤を経て、現在は職員たちが協力しながら「太陽の養育」の実践に取り組んでいるそうです。
梛橋さんは私たちにこう話してくれました。
「太陽の養育の様な養育を広めていきたい。次世代に引き継がなければならない。」
彼の言葉には、現場で築き上げた支援への強い信念と、多くの仲間と共に成し遂げた努力の歴史が込められています。
孤立を防ぐ「自立」を目指す支援
児童養護施設での日々の支援は、子どもたちの未来に直結します。
施設を巣立った後も孤独に陥らず、社会でつながりを持ちながら自立できるよう支えることが私たち支援者の使命です。
ふなちゃんがSNSに投稿した言葉には、そんな想いが込められています。
「私にできることは、関わった子どもたちを絶対に死なせないこと。」
この言葉は、支援に携わる私たち全員が共有すべき信念です。
子どもたちが孤独を感じない社会づくりを
私たちは、子どもたちが自立し社会で生きていく中で、孤独を感じることのない仕組みを目指しています。
施設での支援はもちろん、社会全体で子どもたちの孤立を防ぐ環境を作ることが必要です。
ふなちゃんと訪れた聖母愛児園での経験は、「太陽の養育」という希望の光を広げる重要性を再確認させてくれました。
私たちはこれからも、「太陽の養育」を実践し、子どもたちの未来を守る支援を続けていきます。