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パーリ・アビダンマ(2) アビダンマ7書について
Namo tassa bhagavato arahato sammā sambuddhassa
かの世尊、阿羅漢、正等覚者に礼拝したてまつる
アビダンマ・ピタカ Abhidhamma piṭaka は漢訳で「論蔵」といい、テーラワーダ仏教のパーリ語聖典である三蔵(Tipiṭaka、ティピタカ)のうち「律蔵」Vinayapiṭaka、「経蔵」Suttanta piṭakaに続く第三の蔵であり(注
パーリ・アビダンマ(1)はじめに
Namo tassa bhagavato arahato sammā sambuddhassa
かの世尊、阿羅漢、正等覚者に礼拝したてまつる
パーリ語の用語「アビダンマ」abhidhamma は、「アビ」abhi-と「ダンマ」dhamma(※1) から構成される。「アビ」abhi-とは高次、微細さ、または究極を意味する接頭語で、「ダンマ」dhamma とは真理または教えのことをいう。したがって