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第5話 ”韓国のディスレクシア検査と治療方針”
私が住んでいる市では、京畿道からの支援金が使える指定のディスレクシア(難読症)治療センターが8個程ある。(毎年選考されて変わるらしい)
結構あるのね。
どこのセンターが良いのか、ネットで一つ一つ調べるも、なかなか情報が出てこない・・・
言葉を話し始めるのが遅い幼稚園児や言葉を話すことが難しい子ども達が、発達言語治療というのに通うことが多いのだが、ディスレクシア(難読症)の治療も同じセンターで併設してる所が多いようだ。
もっと、専門的にディスレクシア(難読症)の治療をしてくれるところはないのかなぁ。
韓国人の旦那様は、早々に私に丸投げ。
韓国語だよ!!なんで、私よ・・・
まぁいい、必死で探す。
あ!!見つけた💡
幼稚園生が通ってる感じのおもちゃが部屋に置いていない、ディスレクシア(難読症)専門治療センター。(治療センターのホームページに載ってる写真から想像)
早速予約を取って検査に行くことになる。
家から車で10分ほどにある、治療センター。
近さも合格◎
移転したばかりだそうで、こじんまりとして清潔。
先生は、30代の男の先生が一人。
検査の内容はこんな感じ。
①5年生の内容のA4サイズ、1ページほどの文章を1分半ほど声を出して読む。
② 先ほどのA4サイズの文章を1ページ、時間関係なく全部読み、内容の質問に答える。
③ ヘッドフォンをして、聞こえた言葉をおうむ返しのように声に出すのを30問ほど。
④ ヘッドフォンをして、高い音、低い音が聞こえてくるので、聞こえた音が高いか低いかを瞬時に答えるのを30問ほど。
検査結果
① 5年生が1分半で読める量の平均の3分の1ほどを読む
② 内容の理解度は90%以上
③ 聞こえた音を正確に発音できず、間違いが多く半分ほどの正解率
④ 高い音を低い、低い音を高いと答える間違いが多い
結果は、ディスレクシア(難読症)確定
🌟治療センターの先生のお話
「ディスレクシア(難読症)とは、聴覚視覚には全く異常はなく、内容の理解ができていない訳でもないので、知能に問題があるわけではありません。文字を目で見て、その文字がなんて書いてあってどう発音するかを正確に瞬時に声に出さなければならない、文字伝達の部分が正常に機能していないことで起こる、文字伝達機能障害です。このような機能障害がある子に、ハングルのように母音と子音がくっついて、こう読むのだといくら習っても覚えるのは難しいのです。では、どうすればいいのかですが、まず伝達部分を強化する訓練をする必要があります。ここでは、一つはForbrain(フォーブレイン)というヘッドフォンのような形(実際は耳に当てるのではなく耳の横にパットが当たるようになっている)の機器を使って訓練します。これは機器についているマイクを通して本を読むと声が耳の横についたパッドを伝って骨に刺激を与えて脳に自分の声が届いて聴こえる機器です。
自分の読み(言語表現)をフィードバックして聞くことによって、脳伝達速度を改善するものです。
このセンターでは、Forbrain(フォーブレイン) での訓練をすると同時に、文字の読みと正しい発音を知ることやイントネーションの改善をします。
その他、ヘッドフォンで色々な周波数を使って脳に刺激を与えることや手足の動作を取り入れた訓練もします。
週2回、90分の訓練を6ヶ月するとかなり改善できるということが、結果として出ています。
検査の結果ですが、彼は十分に改善できる可能性があります。」
そんなこと言われると、やるよね。
いや、最初から通うつもりでここに来ているのですが。
でも、高額なんです、思った通り。
あーーー、支援金ーーー貰いたかったなぁ。
一旦、旦那様に聞くために返事は持ち帰りました。
家に帰って、旦那様と相談してゆうちゃんは治療センターに通うことになりました。
気になりますか?
金額・・・
次回は、
第6話 ”ディスレクシアと確定を受けてからの気持ちの変化と治療費”
です。
治療費は、いくらだったか。
ゆうちゃんが、ディスレクシアと確定を受けてからの私の気持ちを書いています。
是非見てください!